体作りに努めている。今年になって週2回スポーツセンターに通っている。独自のトレーニングパターンで上半身と下半身の筋肉を鍛えている。61歳の体が70歳になった時に筋肉が増えている事を目標にしている。身長180センチ、体重76キロだが、体重を74キロに維持しながら筋肉量を増やすことが出来れば幸せだ。
上記の記述は8年前に書いた内容である。現在、69歳になり来年には70歳になる。週2回の筋トレは続けている。身長は177センチ、体重は72キロ。体脂肪率は21.4%。BMIは22.7から23の範囲。身体的には理想的な体型になっている。
筋肉は鍛えれば鍛えるほど体にその答えを出してくれる!年齢に関係なく!
なぜ、筋肉を鍛えようと思ったのか。60歳を過ぎると誰もが筋肉量を急激に落とす。新陳代謝も同時に落ちる。老化現象である。筋肉の衰えは、無意識の内に進む。気が付いた時は、既に筋肉量が大分落ちている状態になる。足の筋肉の衰えが自覚できるようになって何とかしなければとシニア達は思い始める。
筋肉が落ちて腕、足、体がやせ細るシニア
私よりも年配の高齢者(70歳代)を街で見かける機会が増えた。歩いている後ろ姿を見る。腕の筋肉(上腕二頭筋や三頭筋)が痩せて細くなっている。そのため、腕の筋肉が落ちていることが分かる。
背中や胸を見てみると姿勢が悪い。猫背のような印象を覚える。胸の厚みが薄くなってカカシがシャツを着ているような感じである。
太ももを見てみると細い。歩き方に弱さを感じる。地面に足がついた歩き方をしていない。こんな印象を覚える。70歳に自分がなった時にもっと体つきを良くしたい。体格を良くするには、体全体の大きな筋肉を鍛えるしか方法がない。上半身ならば、広背筋。下半身ならば、足の腿の筋肉である。
筋肉を鍛える必要がある
大きな筋肉は鍛えやすい。見栄えも良くしやすい。効果を体感しやすい。
筋肉を鍛えるには、定期的なトレーニング習慣を身につける必要がある。この習慣と体に与える負荷を徐々に増やして行く事が求められる。筋肉は率直なほど馬鹿である。負荷が継続的に増えるとそれに適応しようと筋肉の筋を太くしようとする。筋肉の細胞を増やすのである。
その一方で、継続的に筋肉への負荷が減ると筋肉の量を減少させる。高齢者は意識的に筋肉に負荷を与える運動をしていない。体が楽をしようとする。それに従う楽な生活に高齢者が導かれてしまう。働くことがなくなると毎日通勤する時の負荷が減る。当然、歩く機会が少なくなる。筋肉を使う機会も減少する。
普通の生活をしていても老化現象で筋肉の量が急激に減っていく。その事実を意識して計画的に筋肉を鍛える生活のリズムを身につける必要がある。
若く見せたいという願望と欲望を満たす
同年代の高齢者よりも若く見せたいという願望は誰にでもある。高齢者ほど年齢で個人差が出やすい。同じ70歳でも50歳代に見える人もいる。その差は、体付きと顔に出やすい。女性は、整形やお化粧で老いをカモフラージュできる。男性は、そこまでやる人は少ない。
69歳になった今の状態
逆三角形の上半身で筋肉が盛り上がっているイメージを70歳になった自分の姿に求めていたが、80%ぐらいは達成できている。Tシャツ姿で横浜の街中を歩けば、同年代のシニアが私の体を見て驚いた顔をする。8年間の筋トレ成果が確実に体格に出ている。
今定期的やっている筋肉トレーニングメニュー
- ベンチプレスで胸の筋肉を厚くする
- 懸垂で握力と上半身全体の筋肉を強化する
- スクワット、レッグプレス、レッグレンジで足のももを鍛える
- 体幹運動(クランチ、サイドブリッジ、背筋運動、プランク)を継続する
- ジャンピングジャックで心肺機能と持久力を強化する
この筋肉トレーニングメニューを2時間かけてこなしている。そのため、3日おきに筋肉トレーニングを行う。疲れが累積しないように体を休める気遣いをしている。無理は高齢者にとって体を不調にする。
兎に角、筋肉は馬鹿であるので継続的に負荷をかけ続けるトレーニングをすればそれに正直に答えてくれる。筋肉トレーニングを終えた日と翌日は、体全体が疲れているのが自覚できる。翌日の夜には体の筋肉が痛い、痛いと叫び始める。筋肉痛が始まる。夜寝始めると体の筋肉に熱を感じる。傷ついた筋肉を修復しようと体の自己治癒力が働いているのが分かる。2日目の夜は、免疫力が自己治癒力活動で落ちるので風邪を引かないように注意をする。クシャミを1回するならば直ぐに風邪薬を飲む。体に不調を感じる時は、いつも使っている鎮痛剤(タイレノール)を1錠飲むことにしている。こうする事で免疫力を一時的に高められる。
結論
自分の体を自由に動かせる体作りは老人にとって必須。車いすに乗って家族に迷惑をかける生活は御免被りたい。筋肉を鍛えないと老化現象で無意識の内に衰える。普通の生活が知らないうちにできなくなる。一度、不自由な生活に自分の体がなると苦痛を伴うリハビリ生活が続く。老人が床から起き上がれない生活になると「死」を待つ状態になる。筋肉が衰えすぎて自分の力で体を動かせられなくなる。こうなったら、終わりだ。
筋肉を鍛えるのは長生きをするための前提条件である。