使わない物で溢れている自宅、シニアはどうする?

62歳になって自分の生活をシンプルにしようと考え始めた。まず、やり始めた事は、銀行口座の整理である。口座を作って使っていない通帳が多い。取り敢えず、大手銀行に対して一つ口座を残している。みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行など。それぞれの口座は用途別に使っている。

問題は同じ銀行に複数の口座があること。使っていれば良いが使っていない。そこでこの問題を整理した。使っている銀行口座だけにした。使っていない口座は全て解約。衣食住と言う視点で自分の生活をスリム化しようとすると住居内にある物を整理することになる。

何が満たされていて、何が余剰な物であるかを明確にすることで処分する物が見えてくる。60歳を過ぎたら日常生活で使っていない物を整理する時期になる。知らないうちに出番を失った物が自宅に累積して行く。夫婦二人の生活で日常的に使う物は限られる。

衣食住が満たされていれば、基本的に問題がない生活が出来る。無駄が多い生活を見直す良い機会になる。

もったいない精神で余分な物が家の中に累積される!

マンション住まいの生活では、物を置くスペースが自然と無くなる。もう、これ以上物を置けないという状態がいつか起こる。これが一軒家になると庭に物置小屋を作ったりする。マンション住まいよりも物を置くスペースに余裕がある。それ故に以前置いていた物を忘れて、また、類似のものを知らず知らず買ってしまう。

物を置くスペースが有ると使わない物が増え続ける

衣類

今も増え続ける物がある。衣類である。衣類は消費財であるのである時点で捨てるしかない。ある時点がいつであるかは個人の判断に任せられる。人によっては、捨てる事がもったいないという思いで持ち続ける場合がある。私もその傾向が強い。

捨てるべき衣類はサイズが小さくなったズボンや洋服。見た目がみすぼらしくなったワイシャツ。長年着ていないスーツなど。スーツは何着かあるのだがもう着なくなったスーツがある。使わないスーツは場所をとるので捨てるしかない。

上下の下着類は、洗濯する度に劣化してくる。古くなった下着は雑巾になる。自動車を洗う時に使っている。その意味合いでは有効利用されている。

バッグ・カバン類

私の目から見て家内の余剰品はバッグである。女性はバッグを次から次と買う。TPOに合わせて必要だと言うが、着る洋服に合わせるという理由でどんどん買っていく。買ったバッグの利用寿命は1年ぐらいかもしれない。

私はリュックサックや手提げカバンが多い。もう、アタッシュケースなどは使わない。いつもリュックサックで外出するようになった。そのため、高価な革製のアタッシュケースが自宅のどこかで眠っている。リュックサックも4つある。いつも使っているリュックサックは2つ。後の2つは遊んでいる。

仕事道具のパソコンと周辺機器

家内の目から見て私の余剰品はパソコン器具類である。家の中にあるパソコンは、現在、9台。それにプラスしてiPad1台。アンドロイドタブレット1台。ノートパソコンは仕事でいつも使っているので消耗品である。パソコンは、野菜のように腐るからだ。古いハードウエアは、5、6年で時代が要求するソフトウエアについていけなくなる。

時代遅れのノートパソコンが家の中に4台ある。使えないことはないが、古いモデルは仕事で使っていない。家内にすれば、何台もパソコンを持っている必要が無いのではと。仕事で使っているノートパソコンは3台。必要に応じて使うパソコンが2台ある。現役から退いたパソコンが2台ある。本来は捨てるべきなのだが持っている。

パソコンに関わる周辺機器、ケーブル、ACアダプター、USBメモリー、ルーター、キーボード、マウスなどは古いものを含めると数えられないほどある。まだ使えるからと思って持っている。こんな物が後でゴミになるのだが。

書籍や仕事の書類

自宅の中にあるもので使っていないものは、本だ。本棚に置かれている書籍がホコリで覆われている。もう完全にお飾りである。10年以上も触っていない本だらけ。この本は留学していた大学で使っていた教科書。思い出の本である。自分の人生のある時期にお世話になった本が本棚に残っている。全部が全部そうではないので本当に意味がある本だけに整理する必要がある。

あと、書類などを置いている書類棚がひどい状態になっている。多分、無駄な書類(用途済みの書類、捨ててしまった家電の取扱説明書、古い手紙や葉書類、仕事で使っていた書類で用済みなものなど)があちらこちらに紛れ込んで置いてある。これらを整理するのは、時間がかかる。

結論

まず、直ぐに出来ることから自分の生活をスリム化する。日常的に使っている物、使っていない物を仕分けする。使っていない物で無くなっても困らないものをリストする。二度と使わないものもリストする。年齢で必要になる物、要らなくなる物が変わってくる。

過去のしがらみを思い切って捨てる覚悟が必要になる。思い出は心のなかにしまい、物理的なものは捨てる。