暇なシニアへの提案

65歳で会社組織からおさらばしたシニアに待っている物は、 白紙の生活空間だ。これから白紙に残りの人生をどの様に過ごしていくかの足跡を付けて行く。自分に特化したカスタムの人生の足跡になる。考えるだけのオプションがある。やるか、やらないかだけだ。やりたい事が沢山あるシニアは幸せである。

やりたい事をリストして優先順位を決める。それを一つづつやって行くだけ。そのリストの中に新しい事が有るならば、なおさら良い。新しい体験は、老化を遅らせる。喜怒哀楽を生み出し、脳を活発にさせる。困るのは、やりたい事が無いシニアだ。何も足を踏み出せない。

そんなシニアは、何をすべきか。老いてくると新しい事に躊躇する。何かのプッシュがないとなかなか足が出ない。和足もそんなシニアである。今年、66歳になった。もう一度、これから何をすべきか、したいのかを考えた。

3つの事を助言したい

同年代の友人、知人と一緒に食事をして酒を飲みながら何をしているかを聞く。聞きながら自分でもやって見たい事が見つかるかもしれない。しばらく、年金生活を送っている先輩や同僚などに会ってどのような老後の生活を送っているかを調べると良い。多くは、やることが無くなって暇していると思うが。何かの参考にはなるはず。

私はそんなあなたに次の3つの事を助言したい。

NPO団体に所属して会社でない組織で交流する

あなたが住む地域になるNPO団体を探す。ウエブ検索すれば沢山NPO団体のサイトが見つかると思う。2、3の候補を見つけて実際にコンタクトしてどのような活動なのかを聞いてみる。何か自分の経験や知識が生かせるのではと感じたら、その会合に参加して見る。何回か参加して続けられそうであるならば、そのNPO団体でしばらく交流をして見る。

NPO団体は酷い組織から会社のようにまとまってしっかりしている組織まである。良く調べて見る事だ。自分の肌に合わなければ、直ぐに他を探すのが良い。私は、個人事業主であるので自分の専門と経験が生かせる「経営支援NPOクラブ」に4年前から所属して活動をしている。このNPO団体は、中小企業と大企業をマッチングさせる営業支援をしている。220名の大企業OBが所属しているので人脈で支援活動をしている。平均年齢が70歳だ。皆さん、驚くほど元気である。

別にNPO団体に拘る事は無い。趣味のクラブでも良いし、スポーツの同好会でも良い。何か新しい体験が出来そうなグループに顔を出して動き回る事である。 

自分でお金を稼ぐ副業をする

暇な時間を無駄に浪費するのはもったいない。お金は無いより有ったほうが良い。毎日お金を使い、手持ちのお金が減って行くのが年金生活である。どうせならば、お金を増やす事に暇な時間を投資して見てはどうだろうか。

まずは、小遣い稼ぎで始める。何を始めれば良いかは、あなた次第。実際にシニアの友人、知人でビジネスをやっている人に会ってどのようにしてビジネスを始めるきっかけを見つけたかを聞き出す事。後は、自分が持っているリソースを分析してどの切り口から小遣い稼ぎを始める準備をするかである。

自分に合った小遣い稼ぎを探すだけでも色々と学ぶはず。学びながら新しいチャンスを見つけられる。暇を潰しているよりも学んで実りがあるビジネスを作り上げたほうが有益である。

時代に追いつく勉強をする(インターネットの勉強は必須の時代)

時代は、スマホを中心にした情報収集と発信になっている。インターネットが家庭にあるのが当たり前の時代。物を買うのにお店に行くよりもスマホの画面で買いたい商品をアマゾンで見つけて注文する。スマホが使えないシニアは、完全に時代遅れになっている。昔は、情報端末はネットにつながっていないパソコンだけ。今は、ネットにつながっていないと情報端末として役に立たない。

携帯電話(ガラ携帯電話)は、スマホに飲み込まれてしまったと言っても過信ではない。私も仕事でガラ携帯を使っているが、2022年3月でCDMAタイプのAU携帯電話サービスが終わる。2022年までに私は、今の携帯電話をスマホに変える必要がある。今は4Gの通信ネットワークだが、あと数年で大容量のデータ通信が出来る5Gネットワークが広まる。

5Gネットワークがどんな世界を作って行くかは誰も予測できないが、ネットワーク環境が気軽に使える時代になることは確かである。いつでも、どこでも、誰とも通信でコミュニケーションが簡単に出来る世界が今よりも広がる。

文明の利器を使いこなせるシニアにならないと若い世代の人たちと話が通じなくなる。私の義父、義母はインターネットやスマホを理解できていないし、使ってもいない。世代を超えて理解し合えるようにするには、時代の追いついて行く努力が必須である。

結論:65歳から何か新しい事に挑戦して時代に適応する

  • 会社生活の延長線はない。自分で自分の余生を計画しないと貴重な時間を無駄にする。
  • 新しい刺激と興奮を求める事。新しい事に挑戦する。私がお勧めする事は、(1)NPO団体に参加して社会とつながる、(2)小遣い稼ぎの副業を始める、(3)時代に追いつくために文明の利器を使いこなせるようにする。