なぜ、シニアは自分だけの居場所を確保する必要があるのか?

lfieshipt

65歳で仕事から離れるシニアが多い。60歳代はまだ若いので暇をもてあそぶ。自宅でゴロゴロしていれば、家主の妻が怒り出す。健康のために毎日通勤するように自宅を出てほしいとせがまれる。自宅のドアを開けて一歩踏み出せば、後ろでドアが閉められて鍵がかけられる。

どこに行こうか?

平均寿命も健康寿命も伸びている。老後の生活設計を定年退職前に作っておかないとつまらない老後を送ることになる。平均年齢が80歳を超えていると後10年、20年ぐらいは何かに没頭する時間を持てる。夫婦で色々な公園めぐりをすると必ず本格的なカメラを手にしたシニア男性たちに会う。

彼らはカメラというガジェットを手にして自然相手に遊ぶ。自分が気に入る写真が取れる場所が彼らの居場所になる。写真撮影以外によく見かけるシニアは港にいる。磯釣りを楽しんでいる。魚が釣れそうな海岸が彼らの居場所になる。何か自分を楽しませることがあれば自ずと自分の居場所が見つけられる。

定年退職後のシニアの居場所

定年退職で会社を卒業したらシニア男性は、毎日が日曜日の生活に突入する。2,3ヶ月ぐらいは、今までやれなかったことに時間を使って自由な時間を楽しめる。半年が過ぎる頃からやりたい事をやり尽くした感じになる。毎日が暇で苦痛を感じ始める。

60歳から65歳まで再雇用されて働いているシニアは、この5年間のうちに自分の居場所を作っておかねばならない。65歳になれば確実に職を追われる。名刺がない生活がやってくる。それが分かっている。今まで会社が自分のアイデンティティーであった。名刺がそれを象徴している。

名刺がない生活は、後々にじわりじわりと損失感をあなたに感じさせる。I am nobody. になる。

定年が間近ならば今から自宅以外の居場所を作っておく

会社のようにいつも通える場所がある人は少ない。副業や起業を考えているシニアは、コーワーキングプレイスでその準備をすれば良い。何か研究したいことがあるならば、社会人大学に入学することだ。目的によって行くべき場所が見えてくる。

定年退職後の生活設計を作ってあれば、やるべきことが分かっている。何も考えていない状態で定年退職を迎えると悲惨だ。何とかなるだろうと楽観的に考えて何もしないシニアは、行く場所がない自分に戸惑いを感じているはず。

自由な時間をたっぷり与えられた老後の生活をどのように使いたいかをまず考える。余生を楽しく生きるための目標が作れれば、居場所は自ずと見えてくる。定年退職するまでに自分だけの居場所を確保するには自分を楽しませる目標を作ることである。私は起業することで目標を作った。

起業で毎日仕事をする場所に出かけている。暇な時間はない。自分の時間をお金に変える必要があるからだ。毎日やるべきことがはっきりしていれば、居場所探しで困らない。暇を感じるシニアほど居場所がない!

暇なシニアのためのオススメな場所

  1. 地区のスポーツセンターで毎日開催される健康教室(ヨガ、筋トレ初級、社交ダンス、ピラティス、太極拳、卓球などなど)をたくさん参加する。老後は健康な体が資本だからだ。
  2. 家庭菜園の土地を地区の住民に貸しているならば、農業を始める。自然と戯れる時間を楽しむ。
  3. NPO団体に参加する。市役所に出かけて情報を探す。
  4. 写生や写真撮影でいろいろな場所を訪問する。
  5. 好みのネットカフェで暇つぶし

一般的な場所は、図書館、家電量販店、デパート、カフェ、ショッピングモール、公園、川辺や海岸などがある。目的がある時間の使い方が見つかれば、居場所探しで困ることはないので老後に何をしたいのかを決めれば良い。

結論

  • 老後の生活設計を定年退職前に作っておかないとつまらない老後を送ることになる。
  • 老後をどのようにしたいかという目標があれば、自ずと行くべき場所が見えてくる。
  • オススメは、地区のスポーツセンターで毎日開催される健康教室(ヨガ、筋トレ初級、社交ダンス、ピラティス、太極拳、卓球などなど)をたくさん参加する。老後は健康な体が資本だからだ。