定年退職後の夫婦生活を幸せにする方法

老後の夫婦生活を円満に出来るかどうかがシニア夫婦の幸せを左右する。定年退職後、待ってましたと離婚を迫る妻に戸惑うシニア男性が多い。旦那は妻が離婚したい理由がすぐに理解できないケースが大半である。積もり積もった妻への愛情の無さが離婚という結果につながる。

離婚まで行かなくても夫婦生活に隙間風が吹き始める。一緒に行動することが少なくなり、形だけの夫婦に成り下がる。老後の生活を楽しむには夫婦の仲が良くないとだめだ。そんな感じがあるならば、妻を喜ばせることをやるしか無い。

定年退職後の生活は夫にとって大きな変化である。妻にとっては夫が毎日自宅にいることで自分の世界が無くなる。それを苦痛に感じている。以前のように会社に出勤してもらいたいと願っている。夫が自宅にいるだけで今までのプライベートな時間が無くなり夫のお世話をする必要が出てくる。

夫は自宅に居てなぜ悪いのかと考える。妻の生活視点で夫は考えられない。そこに大きな認識違いがある。

妻に離婚されたら困るというシニア男性は妻の視点で物事を考える

毎週金曜日は妻を誘ってデート

妻への愛情表現として、毎週金曜日は妻を誘ってデートする。美味しいレストランに予約を取って夕食を取る。妻の家事の負担を週1回は和らげる。新婚時代の夫婦生活を思い出させるようなデートを繰り返すことである。子供が巣立って老夫婦二人が残る。会話をする事も少ない。夫婦のコミュニケーションがなくなると生活が面白くなくなる。

妻の家事負担を減らす

定年退職前から徐々に妻の家事負担を減らす協力をする。我が家では、食事は妻が作り、その後片付けはすべて私が行う役割分担が出来ている。家の掃除も週1回はしっかりと私が行っている。天気の良い週末は必ず妻を連れだしてランチドライブに出かける。

積もり積もった妻の不満、負担を和らげる

積もり積もった妻の不満、負担、将来への不安を旦那は少しづつ解消してあげる努力をする。妻の自由が今まで制約されていた生活ならば、妻に自由を与える生活に変える。妻が外で勉強したいと言えば、学校に行かせる。友達と旅行をしたいと言えば、旅行に行かせる。

妻にちょっとづつ旦那からの愛情表現を伝える行動を示すことだ。会社を離れて年金生活を始めると妻と一緒にいる時間が今まで以上に増える。妻の生活が今まで家にいなかった夫の存在で脅かされる。そんな負担を和らげることが一番重要である。

妻の生活習慣に変更を出来るだけ与えない

老後の生活は妻の生活習慣に変更を出来るだけ与えないこと。どっちみち、職を失った旦那は新しい生活習慣を作らねばならない。今までの自分を脱皮して新しい自分を時間をかけて作り上げなければならない。生活を変えるのは旦那である。

夫婦円満な生活は新婚時代の二人に戻ること。旦那が新婚時代に妻を愛したと同じ愛情表現と行動をする事である。妻の事を思い、妻を気遣う。そのことが言葉や行動として生活に生まれてくれば、妻はその変化に気が付く。お互いがお互いを思い、気遣う気持ちになれば一緒に生活することに価値を見出す。

結論

毎週金曜日のデートは結婚前と新婚時代で一番幸せを感じた時ではないだろうか。最初の一歩は毎週金曜日のデートである。妻が喜ぶ美味しいレストランで夕食を取る。または、映画を一緒に見た後でワインバーに行く。ポイントは、金曜日の夜は二人にとって楽しい時間帯だという事を印象付ける事。愛情表現は言葉だけでなく行動で示す事である。