シニアは格安航空LCCを使うべきではない

LCC airline

時代の流れは格安に海外旅行が出来る方向に向かっている。LCC格安航空券を利用して東南アジア(マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシア、フィリピン、台湾、韓国)に気軽に行ける。LCCを使った旅行パッケージも沢山出来ている。

LCCとは「Low Cost Carrier(ローコストキャリア)」の頭文字をとったもので、格安航空会社として知られている。ANAやJALなどの既存の航空会社「Full Service Carrier(フルサービスキャリア)」と呼ぶ。LCCエアラインは航空券料金を低額に抑えるために既存の航空会社の無料サービスを有料オプションにしている。さらに快適性と利便性を犠牲にしている。

体力に自信がある方、予算が少ない方、快適性と利便性を気にしないシニアならばLCCエアラインの対象者になる。

シニアはLCCではなく普通の旅行チケットで旅をした方が無難!

一般的に格安航空券は利用者の利便性と快適性を犠牲にしてコストを下げている。快適と利便性が当たり前と考えているシニアであるならば、LCC航空券での旅行は再検討すべきである。 ただし、体力がありコスト重視の海外旅行を求めるならばLCCエアラインは選択肢になる。

LCCエアラインはこんなサービスを犠牲にする

  1. 機内サービス ・・・有料
  2. 預け荷物 ・・・有料
  3. 座席指定 ・・・有料
  4. 予約・支払い変更料 ・・・有料
  5. 早朝や深夜便が多い ・・・利便性が悪い
  6. 座席は窮屈で大勢の旅客を乗せる ・・・快適性が無い
  7. 航空券の予約はインターネット経由のみ ・・・利便性が悪い
  8. 都合の良い時間帯の便ほどコスト高 ・・・価格が時間帯でダイナミックに変動する

既存の航空会社は上記の有料サービスを無料にしているのが一般的である。LCCでの機内サービスはカフェテリア形式になっていて旅券を手配するときに有償の食事やドリンクなどを予約する必要がある。手荷物の数や受託荷物の数、重さにも違いがある。気を遣う点が沢山あるのでシニアにとっては苦労することが多い。

シニアが旅行するときに使う航空機で体の調子を悪くするような結果をもたらす旅券は最も避けるべきである。快適性と利便性がない海外旅行はシニアの旅を楽しくさせない。

もし、予算面でどうしてもLCCチケットを使わないと行けない旅であれば、旅行代理店経由で事情を話してLCC旅券手続きを全て任せた方が良い。チケットもビジネスクラスにすると大手航空会社のエコノミーよりも快適性が優れる。その代り、価格が大手航空会社のエコノミーチケット並みになる場合があるが色々な面で同等とは言えない。タイミングが良ければ、価格も快適性も凄く良くなる。

シニアの旅行はJALやANAで快適性と利便性を優先すべき

海外旅行を計画するとき成田空港か、羽田空港かで利便性が変わる。当然、住んでいる場所でどちらの空港を利用したら良いかが分かる。私たち夫婦は今年か来年の秋に台湾旅行を計画している。自宅が横浜であるので羽田空港から台湾に向かうのが良い。利便性という点で成田と羽田では既存キャリアの航空券料金で違いが出る。少し高めになる。

老後の旅行は快適性と利便性が重要になる。旅行会社のパッケージ旅行を使わない旅行であるので自分たちの都合を優先できる。エアラインはJALかANAで都合の良い時間帯と価格で選択する。成田から台北まで4時間ぐらいで到着するのを考えるとエコノミークラスで十分。

11月1日から5日、4泊5日の旅、JAL羽田空港を利用で往復一人約8万円前後と検索で表示された。旅行でお金がかかるのは交通費とホテル代。この二つの要素は快適性と利便性に影響するのでお金をかける必要がある。ホテルは3星クラスを探す。1泊1万円/部屋ぐらいが手頃と考えている。

二人の往復航空旅券代16万+4泊のホテル代4万円で合計20万円(一人10万円)ぐらいで済む。パッケージ旅行ではないので体調に合わせてゆっくりと料理と観光スポットを楽しめる。もし、往復航空券をLCCにしたら、16万円が8万円ぐらいになる。コストは下がるが快適性と利便性が犠牲になる。

結論

歳を取って若者たちと同じ旅行スタイルはきつすぎる。快適性を優先して時間に余裕を持って利便性を求めた旅を楽しんだ方が良い。LCC航空サービスが増えれば増えるほど大手航空会社のエコノミークラスのサービスが良くなっていく。快適性と利便性をアピールしてLCCサービスからお客を呼び戻したいからだ。

旅先で体の調子を悪くすると旅を台無しにする。体の調子を狭い機内で悪くする場合が多い。LCC航空券は体力と忍耐力を要求する。シニアは歳と共に体力と忍耐力を失っていく。LCC向けに体が向いていない。