横浜みなとみらいにあるTSUTAYAでスターバックスのドリップコーヒーを飲みながら、「90歳。何がめでたい」佐藤愛子著をタダで読んでいた。TSUTAYA運営のスターバックスでは、TSUTAYA書店から一冊だけ取り出してコーヒーを飲みながら読んで良いからだ。
著者の佐藤愛子さんは、今年で98歳のおばあちゃん。一時期、引退宣言をして執筆活動を止めていた。この本でなぜまた執筆活動を始めたかが書かれていた。老人性鬱病になったが、女性セブンに掲載される原稿を書き始めたら鬱病が治ったそうだ。社会の中で活動すると色々な刺激が生まれて活力を老齢の体に与えるらしい。
老化という老人特有の病気
聴力が20歳の女性の半分しか無いとお医者さんに言われたという。そう。耳が遠くなる病気だ。個人差があるが、味覚と聴力は、80歳から90歳頃に衰えていくらしい。
味覚と聴力の衰え、皮膚の老化
義父は96歳になる。彼曰く、ウイスキーの味覚が衰えたため高級なウイスキーを楽しめなくなったという。高級であっても安いウイスキーと味覚が変わらなくなったという。
耳が遠くなったのも80歳を越えた頃であった。今は補聴器を使っているがその効果はイマイチだという。80歳から90歳あたりが五感の機能が著しく落ちてくるようだ。白内障は老人病だが、人工レンズに取り替えるだけで今まで以上に見えるようになる。視覚機能は大丈夫のようだ。
ただ、白内障以外の目の病気で視野を失えば、活動範囲が狭まる。90歳まで生きている老人は、多かれ少なかれ体の機能が落ちてきている。免疫力が落ちて老人性湿疹などが襲ってくる。老化による皮膚病であるため直せないようだ。佐藤愛子さんは、先ほどの本の中でそう書いている。
90歳まで生きれば、平均寿命を越えている。誰もが90歳まで生きられない。生きていられるだけラッキーだと誰もが言う。67歳の私の健康寿命が90歳であるならば長寿を楽しみたい。佐藤愛子さんは軽く平均健康寿命を越えて執筆活動を続けている。
70歳を過ぎたら健康に気をつけろ
生活習慣病が発症する年齢は、70歳以降ではないか。70歳から80歳になるまでに何らかの不治の病にやられて多くの老人が他界して行く。今75歳の知人の男性は、70歳頃から色々な病気にかかり苦労したと言っていた。どんな病気か話してくれなかったが。私への助言は、70歳を過ぎたら健康に気をつけろだ!想像もしていなかった病気に出会う可能性があると私を脅迫してくれた。
多くの高齢者(75歳以降の老人)は、足をやられている。脚力が衰えて階段の上り下りで苦労をしている。歩くことに不自由して杖を使い始める。杖の次は、車いすだ。こうなるともう自分で外の世界に出て行くことが出来なくなる。80歳を過ぎても自分の足で自由に動き回れる老人は幸運な方々である。
80歳を過ぎても社会で働けるシニアは幸せ
もっと幸運な老人は「90歳。何がめでたい。」の著者である。彼女には残りの人生を楽しむ執筆活動がある。社会は彼女が書くエッセイーに関心を持っている。執筆活動をしている間は読者が彼女を見守ってくれる。忙しいかもしれないが、余生を楽しむ刺激が出版社から読者から頂ける。98歳の今でも「現役の老人」はすばらしい。
(引用先:https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01055/)
75歳以上のシニアは2020年の時点で約10%が何らかの就業についている。多くは個人事業主による就業である。
67歳の私が一番気にしている病気、緑内障
緑内障を煩っていることである。67歳の今、私の右目の視野は50パーセント見えていない。左目の一部も視野が欠損している。70歳になるまでにどれだけ視野を確保できるかで運転免許証を返納すべきかが決まる。それが心配だが、現実を受け入れて与えられている選択肢の中で生きて行くしか無い。
緑内障で困っているシニアが大勢いると思う。緑内障は治すことが出来ない。失った視覚神経を再生するしか方法が無い。バイオテクノロジーが進歩すれば、可能性があるが私が生存している間は無理かもしれない。視覚があるうちに遣りたいことをやっておく。行きたい場所に行ってこの世の美しさを味わいたいと思い、それを実行している。
私は病院に行くことが嫌いである。出来るだけ、病院に近寄らないでいる。今まで入院した病気は痔瘻である。30歳代の時に1週間ぐらい病院に入院していた。幸運にもそれ以外何も無い。これからが分からない。体の老化で起きる免疫力低下で悪さをする病気が浮上してくる。
老化が原因で引き起こす病気は数知れない。私が出来ることは自分の体の免疫力を維持・強化する筋トレである。筋トレはエイズ患者もやっている。成長ホルモンを分泌させて免疫力を強めることができる。成長ホルモンは体の免疫力を強める。
結論
老化は誰にでもやってくる。「90歳。何がめでたい」佐藤愛子著の本を読んで長い気が本当に良いかどうか考えさせられる。長生きできるか、出来ないかは神様次第なので現実を受け入れて生きるしかないのが実情。ただ、長生きすることで身体の老化からくる病については知っておく必要がある。余生をできるだけ快適にするには老化という病気対策が必要である。