年収300万円の高齢者が幸せを感じる時に必要な金額は、年収の2倍。年収が1200万円の高齢者は、年収が2倍ではなく10倍にならないと幸せをそれほど感じない。お金の増減による幸せ感は、頂いている年収の金額で相当違う。
これは何を意味しているのだろうか。貧乏人とお金持ちのお金に関する感受性の違いである。貧乏人は満たされない欲求が沢山ある。お金持ちはいつも満たされている。特別なことがない限り幸せを感じない。
貧乏な年金生活者はちょっとしたことで幸せを感じやすい状態にいる。その事をまず認識すべきである。お金が少ないから不幸せであると思わないこと。幸せの感じ方が誰しも同じではない。食べたい物が食べれないで困っているシニアを幸せにするにはその食べ物を食べさせてあげれば良い。
物質面で満たされているお金持ちは食べたい物はいつでも食べれるので幸せにする方法が見つからない。お金持ちになれば幸せになると私達はなぜか教え込まれているが、それは正しくない。幸せの感じ方は一つではない。感じ方次第で決まる。
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貧乏な高齢者ほど幸せを感じさやすい
国民年金と長年の貯蓄だけで生活をしている高齢者は、節約を強いられている。普通の生活をしたくてもお金が足りない。いつもお金があれば、こんな事が出来るという欲求がある。1日1円単位の倹約に努めている高齢者が多い。そんな高齢者を喜ばせるのは簡単である。
ちょっとした欲求を満たせば幸せを味わえる貧乏な高齢者
月10万円を稼げる仕事を紹介するだけで良い。年齢が70歳を過ぎて仕事が見つからない高齢者である。毎月少しでもお金が入る仕事を紹介するだけでシニアは幸せを感じやすくなる。または、月に1回、その高齢者が好きな食べ物をおごってやるだけでも良い。いつも食べたいと思っている食べ物をおごってやるだけで貧乏なシニアは喜ぶ。貧乏なシニアの幸せは少額のお金で叶えられる。
経済的に裕福なシニアは簡単に幸せを感じない
資産家の老人は同じことをしても何も感謝しない。月10万円の仕事なんか興味もない。食べたい料理はいつでもお金で買える。満たされた環境に住む高齢者ほど幸せは遠いところにある。幸せの感じ方が違うからだ。10億円の金融資産があるシニアに成った自分を想像してほしい。
普通の生活で求めるものは全てお金で買える状態になる。一度、欲しい物が満たされると次に欲しい物が見えなくなる。食べる物でも同じで美味しい食べ物に舌が慣れてくると普通の料理では幸せを感じなくなる。お金持ちだからきっと幸せだろうと思い込むのは間違いである。お金持ちほど幸せを感じさせることやモノが少なくなる。
幸せの感じ方が全て!
私は66歳で初老に属する。自分の仕事でお金を稼いで生活をしている。先日もこんな夢を見た。親戚から相続金を頂いたという夢。その金額が1億円。1億円あれば直近の欲求は直ぐに叶えられる。仕事を辞めて家族で長期の海外旅行に行ける。有名デパートで好きなスイーツを食べたいだけ買える。私の物的なニーズを直ぐに叶えられる金額である。
私は頂いた(他人が稼いだ)お金で自分のニーズを満たす事に満足感を味わえない。自分が苦労して稼いだお金ではないからだ。お金からくる幸せ感は、誰かが稼いだお金をもらう事では生まれない。Easy Money, Easy Go. (悪銭身につかず)という言葉があるように無駄遣いが多くなる。
貧乏人ほど少額で幸せを買える
それも何度も何度も幸せを買える。貧乏人の高齢者は求める物が多くある。衣食住が十分満たされていなければそれを満たせる事を少しずつ味わえば良い。それが満たされる度に幸せを感じるはずである。
老後の生活でお金が少ないから不幸せであると思わないことである。1杯1000円のコーヒーを飲んでみたいがお金を節約しなければならないので飲めないというシニアならば、1000円でそのシニアの欲求を満たせる。それで幸せを感じるはず。毎日1杯1000円のコーヒーをホテルのロビーラウンジで飲んでいるシニアならば、何も幸せ感を感じない。それが普通であるからだ。
貧乏なシニアは時々ちょとした欲求を満たす行動をすべきである。5000円するうな重を食べてみたいと思ったら、5000円出して欲求を満たして幸せ感を味わう。いつもと違った金額の物を食べたり、買ったりすることで貧乏なシニアは幸せを買える。ポイントは時々そうすることである。
少額で欲しい物を手に入れる喜び
先日、アマゾンでスポーツジムに通う時に使うスポーツバッグを購入した。週2回筋トレをするのにスポーツバッグが必要になっていた。運動靴、タオル、洗面用具、着替えなど色々と持っていく物がある。コールマンのボックス型リュックが通常では1万円前後の価格であったが、今回、6300円で安売りをしていた。思わず衝動買いである。
[コールマン] SHIELD シールド30というボックス型リュックである。完全防水で筋トレで使うものを軽く持ち運べる。6300円で幸せを買えた。ちょっとした欲求を満たせば貧乏なシニアは幸せを味わえる。裕福なシニアはこんな安いリュックを買わない。
結論
貧乏な高齢者ほど少額で幸せを味わえる。満たされない欲求が沢山あるからだ。その欲求は少額で満たされるものが多い。お金が少ないから節約に励むのは良いが、節約だけでは幸せを感じられない。時々、少額で幸せを買うことである。貧乏な高齢者ほど満たされない欲求が沢山ある。その中から一つづつ時々欲求を満たして行く。貧乏な高齢者は少額で幸せを買える。