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老人になるとお付き合いの幅が狭くなり見える社会から消えて行く運命

年寄りの世界は、自分が年寄りになってみないと分からない世界である。人それぞれ違った年寄りの世界がある。63歳になる私の世界は、73歳の人の世界とは違う。60歳代は、まだ、社会で働ける年代だ。70歳代は、殆どの人が働くのをやめて自分一人の世界に入り込む。仕事から離れた人の世界は、孤独の世界だ。誰も自分の存在に気が付かなくなる。

定年退職前の生活は、社会が受け入れる器をいくつか用意してくれていた。どの器に入って生活をすればを選択すれば良かった。65歳を過ぎて自分が入る器を探そうと探しても見つからない。65歳以降は、自分で生活の基盤になる器を作りださねばならない。今までは仕事仲間がいた。65歳以降の老後は、自分一人だ。

第二の人生はお一人様の人生になる!

妻がいても、自分の時間を妻と共有するのは夜ぐらいしかない。妻は妻の生活が出来上がっている。その世界は、専業主婦として地域に根差した社会だ。旦那たちは、根無し草になって老後の居場所を探さざるを得ない。年寄り男性の生活は、年寄り女性の生活よりも悲惨だ。労働社会から離れた途端に自分が根無し草になっている事に気が付く。

根無し草のシニア男性は、人生の大半を仕事に費やしてきた。仕事なしの生活に慣れていない。定年退職後に好きな事をやって遊ぶと言っていたシニア男性が半年後、「仕事探しに明け暮れる」自分に気が付く。いくら好きな事が出来ると言っても1か月間好きな事を1日中できるはずがない。人間は、同じことに飽きるからだ。

仕事は一見同じような作業だが、周りの環境が知らないうちに変わって行く。その変化に合わして仕事も変わって行くので変化を味わえる。暇になった人は、好きな事をやっていても自分が変わらない限り同じ経験しかできない。好きな事でもずっと同じことをするのは面白くなくなる。

シニアの男性が第二の人生を楽しむには自分に合った仕事を見つける、または、作り出すしかないと私は思っている。仕事は絶えず自分に挑戦する課題を与えてくれる。変化が絶えず起きている。変化に対応するために色々と試行錯誤をする。それが第二の人生を楽しくさせる。

60歳代は、気力と体力がまだあるのだが70歳代になると確実に体に異変が出始める。60歳代に健康志向で体を鍛えていないかったシニアは、70歳代になって体力の急激な衰えを感じ始める。疲れる事を嫌がり、楽を求め始める。体は以前よりも動かすことが無くなり、どんどん錆びついて行く。仲間が一人一人と知らないうちに成人病で他界して行く。

暇な時間を上手く使える老人であれば、余生は楽しめる。

だが、

付き合う仲間、知人、友人が一人ずつこの世から消えて行っていく。そんな事実に驚きを覚え始める。私の義父は、91歳だ。彼曰く、もう、昔の友達や知人と会うことが無くなった。多くは他界し、残りは老人ホーム生活になっている。元気で生活をしているのは良いが、自分一人の生活でしかない。一人で楽しむ生活を自分で作り上げた人は、一人で楽しむ余生に耐えられる。

一人で生まれて来て、最後は一人でこの世を去って行く。この運命は、誰にもやってくる。今の友人知人、仲間はいずれ居なくなる。一人のライフスタイルを楽しむスキルを身に付けないとつまらない老後生活を送る事になる。

老人たちは、特に80歳過ぎの老人たちは、自然と社会から消えて行く。健康障害で歩行が出来なくなり、老人ホーム施設の中に消えて行く。または、自宅介護状態になり行動範囲が自宅の中だけになる。外の世界で見る老人は、健康で元気な老人たちだ。老人の多くは、見えない世界に消えて行っている。

横浜の街中で見かける老人たちは、普通の生活が自分たちで出来る老人たちだ。彼らは、幸運な老人たちである。

この記事「老人になるとお付き合いの幅が狭くなり見える社会から消えて行く運命」のポイントは、

  • 70歳代になると孤独な人生の門を叩くようになる
  • 外で見かける老人たちは幸運な人たちである
  • 外で見かけない老人たちが大勢いるという事実を一般の人は気が付かない

 

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