67歳の生活:お金を節約する

ウクライナとロシアの戦争で始まった物価高騰と増税は私たちシニアの生活に負の影響を及ぼす。年金生活をしている老人は収入を増やすことができない。出来ることは今ある金融資産を減らさないで増やすことしかない。日々の生活でお金を使う優先順位を考えねばならない。

ライフラインで発生する費用

  1. 食費
  2. 住居費
  3. 電力、ガス、水道などの公共料金
  4. 通信費(電話とデータ)
  5. 固定資産税
  6. 国民健康保険料
  7. 介護保険料

上記以外は生活に潤いをもたらす費用になる。1、3,4までは工夫次第でコストを下げられる。他の項目は固定費になる。お金が出て行かないようにするためには食費、公共料金、通信費、潤いをもたらす生活費を出来るだけ少なくする生活様式にすることになる。

今よりは確実に負担を感じる生活になる。生活の質を下げるのは苦痛が伴う。大きな苦痛よりも小さな苦痛になるようにアクションを取ることになる。

自宅にある物を余分に増やさない

年末年始は何かとお金が出やすい。あれもこれも必要という状況になる。おせち料理を自分で作るのか、予約注文して買うのか、おせちを頂かないかで使うお金の金額が変わる。毎年出していた年賀はがきをとっても見方が変わってくる。スマホのLINEチャットを使って年賀の挨拶をしてしまえば年賀はがきを買ってプリンターで印刷する必要がなくなる。

今までお金を使ってやっていたことをお金を使わない方法にするだけで目的を達成できるようになる。そんな事を探してみる。初詣の神社訪問は有名な神社に時間と交通費をかけて行かないで歩いて行ける近所の神社にすれば時間もお金も安く済む。年越しそばをお店で食べないで自宅で作って食べれば外食費を無くせる。工夫次第で節約が出来る。

衣類

自分でお金を出して購入した衣類は消耗品の下着や筋トレのシャツぐらいしかない。スーツは着る機会が減って出番を待っている状態にある。日常着はジーンズに会う服装になる。カジュアルなシャツやセーターは捨てるほど沢山ある。原則、衣類においては何も買わなくても済む状態にあるので使い潰すようにしている。

男性と女性では服装に関する考え方と感覚が違うので個人差が大きい。消耗品の衣類を買うにしてもストックがあるものが多いので当分必要ない。ただ、気を付けていることは着潰さないで捨てる行為である。まだ切れる状態にあるならば、引き続き着続ける。誰が見てもこれはひどいという状態になったら捨てることにしている。

新しい衣類は魅力を感じるが、既に有る物で代替えが出来るのに和えて買うのは無駄である。手元にある衣類を上手く工夫してファッションを楽しむことである。

食べ物

食費を節約するのは難しい。老後の楽しみとして食事がある。生きて行く上で食べることは必須。どうせ食べるならば美味しく感じる食べ物を食べたい。一番効果的な節約は外食を減らす、無くすことである。夫婦で外食する回数が月に複数回あるならば月に1回にするぐらいはできる。その代わり、自宅で食べる食事費を維持する。

贅沢品に該当する食材は買わない。お酒などのアルコール飲料は夫婦ともに拘らないので買う回数を減らせる。飲む量が少ない。ビールならば一缶を二人で分ける量で済む。ケーキなどのスイーツなどは特別なイベントがない時に買わない。お互いの誕生日、結婚記念日、クリスマスなどに限る。

シニアに必要なカロリーと栄養を満たす食材があればそれで十分ではないか。外食の付加価値はクックの料理にある。自分で料理できればその費用は無くせる。オーストラリアや米国では野外のバーベキューが盛んである。自分で料理するから食材だけの費用で済む。

米国の労働者はランチをレストランで取らないでキッチンカーなどで販売されるサンドイッチ、ホットドッグ、サラダなどをテイクアウトして公園で食べている。外食は必要以上にお金がかかるのを知っているからだ。

消費財

消費財は原則取り換えをするときに買うことにしている。壊れた時、使えなくなった時に買い替える。シニアの生活で消費するものは何か。物は満たされている。余分になる物は買わなければ良い。

余暇

私の趣味はスポーツジムに行って筋トレをすること。先月までゴールドジムの会員になっていた。この物価高で会員費が上がったので先月止めた。月額7700円が8300円に上がったので何とか節約するために自治体が運営するスポーツセンターにある筋トレジムを使う事にした。1回の利用料金が300円と安い。回数券3000円を買うと11回使える。

今月からは回数券を使って週2回筋トレをしている。月額コストが7700円から2400円以下になっている。余暇にお金を使う時、お金を節約する選択肢を探す。映画館によく行っていたが、オンライン動画(プライムビデオ、ディズニープラス、ネットフリックスなど)の契約をすると低額で見放題になる。1か月間見て3か月間お休みにしてまた1か月間契約してみるということが出来る。

夫婦で余暇を過ごすときは決まって公園散策に出かける。お弁当を買ってお菓子をリュックに入れて公園でランチをする。お金はランチのお弁当とドリンク代ぐらいである。お金をかけて余暇を楽しむ施行からお金をかけないで余暇を楽しむ施行に変えるだけである。

電力、ガス、水道、電話、通信

エネルギー費が高騰している。電気とガスは下がることなく上がり続けている。12月になり温度が下がり暖房を入れる時期になっている。我が家はエアコンによる暖房を寒さで我慢できなくなったら入れている。今週から石油ストーブを使い始める。エアコン暖房よりもコスト安である。

電気を長時間使う場所はリビングルーム中心になる。昼間は電気をあまり使わない生活になる。常時電気を消費している家電製品は(1)冷蔵庫、(2)テレビ、(3)インターネット通信ルーターぐらいしかない。

水道の使用量は変わらない。固定電話やスマホ回線費用は最低料金になっている。これ以上下げることが出来ない。LINE通話を使えばいつもゼロ円で会話が出来る。

断捨離

使わなくなったパソコン、周辺アクセサリー品、書籍類などをブックオフに持って行って断捨離をしている。古くなった衣類は捨てたり、ブックオフに持って行ったりしている。断捨離は見つけ次第行う。

 

年齢が60歳、70歳、80歳以上になると物を買うことがほとんどなくなる。お金は物品に費やされないで手元に残る。老人の消費が低い理由がここにある。必要なものは既に身の回りに有り過ぎる。新しいものを買わないで使い潰したり、捨てたりする生活が老後に多くなる。

年金生活は収入に制限がある。自ずと節約生活が不通になる。「ハレ」と「ケ」のメリハリがシニアの生活で顕著になる。子供たち家族との食事会、孫の祝い事、シーズンイベント、冠婚葬祭などにお金は出て行く。

節約の基本は

  1. 我慢する
  2. 有る物で代替えをすることを考える
  3. 新しい物を買わないで今ある物を使い潰す
  4. 本当に無いと困る物だけを買う

我慢することが節約で増えてくるので覚悟する必要がある。

結論

基本的に衣食住において満たされている67歳である。今後予想される物価高騰と増税に対抗するため今から生活習慣を変える必要がある。無駄なお金を使わないでお金を貯める。誰もが私と同じことを感じている。違いは行動を起こすか、起こさないかだけである。

お金を使う時はこんなことをチェックする

  1. これがないと生活が不便になる物か?
  2. 今どうしても必要なものか?
  3. 他のもので代替えが出来る物か?
  4. 無くても我慢できるものか?

 

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