若返るには(見栄え、肉体的、精神的)

本日、NPO団体の定例会に参加した。新しく私達のグループに入る方が自己紹介をした。米国外資のコンサルタント会社で70歳まで現役で働いていて、その後は自分で勉強して英語とポルトガル語の通訳観光国家資格を取得して働いていたと言う。縁があってこのNPO団体を知り、メンバーに成ったようだ。自己紹介で年齢が80歳であると聞くと、私を含め周りのメンバーがすごく驚いた。とても、80歳には見えない!風貌も70歳以下。頭もしっかりしている。

仕事を続けていたシニアは若い。

もし、若返りたいならば、現役に戻ることである。自分が打ち込める仕事を探す。給与や時間給の額ではない。自分にあった仕事であればなんでも良い。その仕事を生涯続けることだ。続けることで健康寿命が伸びる。そんな印象をこの方から受けた!

でも、既に仕事から離れて何年も経過しているシニアならば、体を使う趣味、運動クラブ、NPOやボランティア活動をする。または、年齢を問わないアルバイトやスポットワークに取り組んでみる。社会のネットワークに再接続することで精神的にも肉体的にも刺激を受けて若返るチャンスを得ることが出来る。

若さを維持するには脳と体を刺激する活動が必須!

NPO団体で有償ボランティア労働をしている会員たちの中で自分の余生をこのNPO団体で過ごしたいと頑張っているシニアたちがいる。多くは、70歳から75歳だが、80歳代の方々も多い。70歳の私から彼らを見ると羨ましいの一言だ。彼らは、生涯現役でいられる職場をこのNPO団体に見つけた

参加しているメンバーのニーズは様々であるが、活発に活動しているシニアは、頭と体を動かし続けている。自分が興味を持つプロジェクトに積極的に参画して推進して行くことで生きがいを見つけている。自分でプロジェクトを作っているシニアもいる。

私は自分のビジネスがメインであるので傍観者的な立場で彼らの仕事を眺めている。積極的に発言して、アクションを取っている人ほど充実した時間を過ごしている。彼らはこのNPO団体が提供する仕事にハマっている。自分のリソースを活かす場所を見出したのだ。自分が活きる場所はその人に新しいエネルギーと情熱を与える。

現役を退いた65歳のシニアと比較して70歳を過ぎても社会に追いついて行っている。それが話の内容で分かる。若くても年齢以上に老けているシニアがいる。その違いは、生涯現役で社会の中で活動しているかどうかである。

若さを維持するならば「働く」こと!

シニアが働く時は給与や時間給の金額で仕事を選ばないほうが良い。自分の経験、知識、スキルが仕事で活かされる可能性が高いかどうかで選択すべきだ。株式会社でなくてもNPOでも良い。自分という人間のリソースが社会で活かす「場」があれば良い。自分のリソースが生かされる場が提供されると誰しもが自分の価値を見出し始める。

シニアパワーは未開拓であるが労働者不足が目立ち始めている今の社会にはチャンスが有る。

仕事を探すという選択と同時に仕事を作り出すというオプションもある。起業は自分が出来るスキルでお金を稼ぐという機会がある。シニアにはシニアしか出来ない仕事があるのではないだろうか。シニアのニーズは自分のニーズである。誰よりもシニアのニーズは自分が感じている。そのニーズを社会が満たしていないのであるならば、自分が満たしてあげれば良い。そうすることでお金を稼ぎながら社会貢献が出来る。

朝起きた時に今日やるべきことが見えているシニアは若返る

朝起きた時に今日やるべき仕事が見えているシニアは幸せである。多くの現役を退いたシニアは朝起きても何もすることがない。使わない脳は衰え、動かさない体はくたびれていく。仕事で頭も体も動かしているシニアは新しいエネルギーをもらいながら若さを体に与えている。命尽きるまで与えられた体を使うのがこの世に生きる者の本命ではないか。

老いてきて楽した生活を送り始めると脳と体は退化する。困難に立ち向かうシニアは頭と体を使わざるを得ない。色々な刺激が生まれる。体はその刺激に対応するために活発に活動し始める。そこにエネルギーという若さが生まれてくる。働き始めれば使っていなかった脳と体が再起動する。

脳と体を刺激する生活を送るには

自分にあった仕事、労働を見つけるのが1番の方法であるが、事情で仕事は出来ない、働きたくないシニアには幾つかの選択肢がある。

  1. スポーツジムで開催される健康教室に毎日通う(体を毎日動かす運動は脳と体を刺激する)
  2. 趣味の教室に通う(外出して好きな趣味を探求する)
  3. 料理が出来ないシニア男性は料理教室に行く(一人で生活する時に役に立つ、おいしい料理が作れる)
  4. 近くの図書館で開催される「音読教室」に通う(声を出しながら本を読み、他の人と交流を深める)

脳と体を刺激するには、「待ちの姿勢」ではなく「自分でアクションを取る姿勢」」が重要である。老後の生活は自由な時間がたくさんあるので好きなこと、やりたいことを見つけて積極的に行動を起こす。

若さを維持するならば、自分の好きなことで定期的に頭と体を刺激する活動をするしかない。

老人の見栄えを若くする

先ほど歩いてすれちがったシニア女性の顔が印象的であった。幅がある帽子、サングラス、マスクの3点セットで素顔を見ることができなかった。その女性が老人であるということが分かるのは枯れ細ってきた体型、背中が少し曲がった姿勢、そして、歩き方である。

見栄えを若く見せるよりも幅がある帽子、サングラス、マスクの3点セットで素顔を隠したほうが簡単である。でも、本質的に見栄えを若返らせることはできない。

老人の風貌であっても見栄えを若くする一番簡単な方法がある。男性も女性もカラフルな服装を着ることである。明るい色のファッションは若さを引き出してくれる。

世間で見る老人のファッションは薄暗い、地味な色の服装である。目をパッとさせる爽やかな明るい色ではない。横浜駅周辺を歩いている老人たちの服装を眺めていると100人に1人の割合で若さを感じる服装のシニア女性を見つける。さらに、姿勢が良く、力強く歩いているシニア女性も若さを感じる。

シニア男性には蛍光色のスポーツシューズを履くことをオススメする。目立つ色のスポーツシューズは足から若さを感じさせる。後は姿勢と清潔な印象を与える服装である。ただ、スーツ姿に運動靴はありえない。現実の話、そんな服装をしているシニア男性を先ほど見かけた。運動靴のほうが歩きやすいからだと思う。

結論

  • 仕事を続けていたシニアは、若い。
  • 若返りたいならば、現役に戻ることだ。
  • 働き始めれば、使っていなかった脳と体が再起動する。
  • 若さを維持するならば、自分の好きなことで定期的に頭と体を刺激する活動をする。
  • 若返りの目立つ色の服装やシューズを身にまとう。