お金に頼らないで自給自足の生活をするには?

less money

歳を取ってくると自分の命が短くなっていることを何となく感じる。お金に執着して大金持ちになりたいという気持ちもなくなる。食べて行ければそれで良いという気分になる。他界するまでに満足がいく生き方をしたいという気持ちが高まる。物欲で生活するよりも精神的に満たされる時間と生活に気が行く。 

還暦を迎えると断捨離を考え始める。自宅の中を見渡せば、使っていない物で溢れている。巣立った子供たちの物などは二度と使う事は無い。60歳から70歳の10年間の内に老後の生活で使う物だけにする。衣食住に満たされているシニアであるならば、生活で使わない物を処分して行く。出来るだけ身の回りの物を少なくして他界した時に子供たちに面倒な処理をさせないようにすると考える。

年金と貯蓄だけで最終的に生活をすることになる。贅沢な生活が出来ないのが一般のシニアである。多くは年収300万円以下の生活になる。生活面で困らない生活をするには、お金が極力出て行かない生活をするしかない。自給自足の生活がどれだけできるかでお金に頼らない生活を送れる。

自給自足が出来る環境を探す

年金生活でお金が足りないシニアは、働くか、生活保護か、子供たちの支援を得るしかない。別な方法は、自給自足・自作が出来る環境に移住することである。都会に住んでいるならば田舎に移住する。住み慣れた場所を離れるのは誰でも嫌だが、もし、生活の上で選択がないのであれば、自給自足が可能な場所で生活をするしかない。

年金収入が少ないシニアは自分の老後の生活がどうなるか分かっている。働き続けるか、生活保護になるか。どちらも、肉体的、精神的なストレスが大きい。発想の転換がここで必要になる。都会の生活から離れる。人口を増やしたい田舎に活を求める。

「五島列島」自給自足できる小さな島

移住者が殺到で出生数も急上昇! 「五島列島」自給自足できる小さな島がある!詳しくは、長崎田舎情報局のページを参照。

どんなにお金があっても最終的には食べて生きて行く食物が手に入らなければ意味がない。戦時中や戦後の日本は、都会に居た人たちが田舎に買い出しに行っていた。田舎は、お金がなくても自給自足が出来ていたからだ。今までと違った人生を試みたいシニアは、自給自足の生活を試してみてはどうか。

自給自足の生活が出来やすい環境を捜すために五島列島に旅をしてみてはと私は思っている。そこで自給自足をしている移住者の話を聞く。自分でも出来そうならば、短期、長期、永住というステップで自給自足の生活に突入する。

海産物が豊かな島の人たちは、魚を買わない。魚は島の漁師からもらうという。ミカン農家やリンゴの農家は、果物があまり余っている。どの家もミカン農家やリンゴ農家であるので果物を買うと言うことはない。そこらにおいてあるミカンやリンゴを持って行けと言ってくれる。

神奈川県湯河原にある幸太荘という旅館

神奈川県湯河原にある幸太荘という旅館は、旅館が所有し育てているみかん園を持っている。9月と10月には旅館に泊まるお客さんに無料でミカン狩りをさせている。好きなだけミカン狩りをさせてくれる。周りのほとんどの農家がミカン農家。ミカンはあまり余っている環境にある。

食べる物が豊富な場所であれば、あまり余っている。産地に住むことで食の負担を軽減できる。神奈川県湯河原にある幸太荘という旅館はミカン園と言う魅力でお客を集めている。自給自足が出来る場所を探すとき、どんな食べ物が豊富なのかをポイントに探してみる。農業は人手がいる。農家で働ける機会がある。幸太荘という旅館で働いている女性たちは皆近くの農家の主婦たちである。

発想の転換で食を中心に自給自足が可能な場所を探してみる事が第一歩ではないか。

結論

収入が少ないシニアは、お金をあまり使わないでも生活が出来る環境に身を置くことである。年金だけでは生活が出来ないシニアが稼がないで生きて行く手段として自給自足の生活がある。そんな環境がある場所に移住して生活をすると言う選択を考える。