仕事をしていないで完全に年金生活に入っている高齢者は、目的がある生活をしていない限り時間を持て余している。午前中のマクドナルド、ドトールカフェ、図書館、デパートの休憩場所を覗いてみればつまらそうな顔をした老人たちがいっぱいいる。この世界で生きているだけという印象を与える。
仕事をしなくても食べていける老人たちは、生きているだけの生活で満足しているだろうか。仕事をしないと生活が出来ない老人たちは、ある意味で幸せだ。生きるために仕事を探し、一生懸命働いている。少なくとも、働かないと生きけいけないという動機と目的がある。
暇な時間を妻や家族のために使う
社会は、年金生活者の老人に冷たい。そう思うのは当然であるが、考え方を変えると社会は老人たちに「好きな事をして遊びなさい!」と言っているのではないか。
私は筋トレをして老化予防をしている。筋トレはやっただけの効果があるのでやりがいがある。健康寿命を伸ばし普通の生活を維持する体力を身につけられる。それが家族のためになると信じているためである。病気になるよりも健康でいるほうが家族にとって幸せだ。
筋トレは好きだから続けている。もう、生活の一部になっている。自分の時間を好きなように使える自由を筋トレに投資している。それで家族の負担が将来増えないようにしている。老後はできるだけ家族の負担を減らす準備をするのが良い。
老後の家族の負担と対策
- 筋肉を失い歩けなくなると家族の世話になる負担(介護されないための体力作りをする)
- 金銭的な負担(老いても小遣い稼ぎが出来るようにする)
- 病気になる負担(免疫力を高める食事と定期的な運動をする)
家族のために自分が出来ることを目標にする
年金生活で暇をしている元気なシニアは、「自分のために生活をする考え方」から「家族のために生活をする考え方」にシフトすべきではないか。例えば、家族が喜ぶことを計画して実行する。それで自分は何をすべきかが見えてくる。結果としてそれが老後の目標になる。
伴侶が健在ならば、最愛の妻や夫のために出来ることを考え、生活の中にそれを取り入れる。伴侶が他界しているならば、子どもたちや孫たちになにか出来ることを考えて自分の暇な時間を役に立つ時間にすることである。
奥さんが健在ならば、自分が他界した時にお金で困らないようお金を稼ぐことを計画する。小金をちょとづつ稼ぐ仕事を考える。今は、流通業界やスーパーのお店で人不足だ。猫の手も借りたいほど人不足になっている。年金生活の老人でも働ける機会が生まれている。アルバイトで小金を稼ぎ、稼いだお金を奥さんのための銀行口座に貯める。
老後の時間を無駄にしない生活
誰かのために自分の時間を使うことで暇が有効に使えるようになる。例えば、夫婦や家族で一緒に旅行するための資金を貯める。そのためにアルバイトをする。お金が稼ぐ目的が明確であればあるほど暇な時間を有効に使える。
老後は妻のために家族のために今まで出来なかったことをやってみる。それが分かれば、自ずと暇な時間を有効に使えるようになる。
結論
- 年金生活に入っている高齢者は、目的がある生活をしていない限り時間を持て余している。
- 年金生活で暇をしている元気なシニアは、「自分のために生活をする考え方」から「家族のために生活をする考え方」にシフトすべきだ。