この2、3年の間に終活年賀はがきを出す人が増えてきたと新聞やニュースの記事になっている。郵便局では、相変わらず、年賀はがきのノルマ販売で局員が苦労している。年賀はがきは郵便局で買うものと今まで思っていたが、昨年は家内のための年賀はがきを金券ショップで買った。ちょっとばかり安くなる。
郵便局の局員が自腹で買った年賀はがきを金券ショップに売っている。そんな仕組みが出来上がっている。この流れは、郵便局のノルマ販売が終わりを告げない限り続くだろう。
2021年の年賀はがきの値段は、
- 無地 63円
- 無地(インクジェット紙) 63円
- 無地(インクジェット紙写真用) 73円
LINEなどのネットコミュニケーションが広まっているためか妻も年賀はがきの数を減らし始めている。私のように年賀はがきを出さないと言う訳には行かないらしい。
終活年賀はがきを出す側の心理と受け取る側の印象
私は、まだ、終活年賀はがきを受け取ったことがない。家内も同じだ。まだ、60歳代だからだろうか。年齢が75歳から80歳代に近づくに連れて終活年賀はがきを考える高齢者が増えるのではないか。
年賀はがきを出すよりもメールで済ませたい?
最近は、高齢者でもスマホを使っている。スマホでLINEやメールを使い始めるとわざわざ年賀はがきを買うのはもったいないという感じになる。スマホがない時代は、パソコンだがインターネットの環境が広まっていないのでメールで失礼するというわけには行かなかった。
今は、どの家庭でもインターネット環境が出来上がっている。その上、スマホという便利な端末が登場した。シニアの女性たちは、LINEメッセージですべての連絡が終わってしまう。LINEで無料電話も楽しめる。いつでも、どこでもつながるコミュニケーション端末を手にした。
年賀はがきに代わるメッセージ通信があると年賀はがきに拘る人は何か特別な意図がある。年賀はがきが相手に届くことで何らかのプラス効果が起きる人は年賀はがきを出し続ける。関係が薄く、年賀はがきを送っても何も変わらない人はリストから外されて年賀メールになる。
私は年賀はがきを止めて年賀メールにしている。年賀はがきで届いた人に対しては年賀はがきで返信できればするが、年賀はがきがなければ年賀メールにしている。
正月に終活年賀はがきを受け取るのは印象が悪い?
新聞の記事などを読んでいると終活年賀はがきを受け取るのが年始というのが気分的良くないという方がいる。この方は、どうせ、終活年賀はがきを送るならば年賀はがきを書く前の月、11月頃に出してほしいと言っている。
確かにその通りだと私は思う。
終活年賀はがきのお知らせは、通常のはがきで十分だろう。年賀はがきをわざわざ買う必要がなくなる。または、メールやLINEメッセージでその事を伝えればすべて無料だ。
印象の悪い年賀はがきを正月に受け取るのは、後味が悪い。これは考えてみればその通りである。
私は終活年賀はがきを出さない
実は、以前にもブログで書いていたのだが私は年賀はがきを数年前から出すのを止めてしまった。終活年賀はがきを出したわけでもなく、単純に年賀はがきを出すことを止めたのだ。毎年、何人かは続けて年賀はがきを出し続けてくる。他の知人友人は知らないうちに年賀はがきを出すことを自然に止めてしまう。
ビジネス関連でお付き合いがある会社から年賀の挨拶代わりに年賀はがきが届く。このような年賀はがきには何もアクションを取らない。社交辞令の広告はがきのようなものだからである。
年賀はがきを出す人は、これから今以上に少なくなるだろう。今の若者は、年賀はがきを出す習慣がない。私の息子たちは、自分で年賀はがきを買って出したことがない。親に言われて親が用意した年賀はがきで出している。
シニアが終活年賀はがきを出して年賀はがきでの挨拶を止め、若者は年賀はがき自体を始めから買って出さない。年賀はがきの販売量は年々減少していく。
自分の手でプライベートなメッセージを書いて紙媒体で送ること自体が特別な事になる。これからは、動画メッセージなどが多くなるだろう。または、リアルタイムでお互いの顔を見ながら元旦の挨拶をすることが自然になるかもしれない。スマホが当たり前のように広がっているのでテレビ電話ができる。
終活年賀はがきは、できるだけ受け取る相手の心情を考慮する必要がある。もし、年賀はがきをもう止めるならば11月末頃にメールで相手に知らせることである。
結論
コロナ禍で社会全体が無接触のコミュニケーションに移り始めている。インターネットでの通信がスマホやパソコンで簡単にできる環境が広まったため、手で書く手紙や葉書の数が年々減少している。その影響が年賀はがきの量に反映される。若者は年賀はがきを出す習慣がシニアほどない。シニアは年齢が行くに従い年賀はがきを出す人数が減っていく。
今年はコロナ禍でコロナウイルスが年賀はがきと一緒に届かないようにLINEやメールでの年賀が益々増える。人によっては就活年賀はがきを今年出して、年賀はがきを今後辞める人が増える。