- 人生の限られた時間: 人生は有限であり、今この瞬間を大切にしたいという気持ちから、その時の経験に価値を見出す人が多い。
- 記憶に残る体験: 物質的なものよりも、体験は心に残る思い出となり、人生を豊かにする。
この世に生まれて死ぬまでの時間は有限である。年齢が70歳を過ぎるとあと何年生きられるかを数え始める。体の衰えがそうさせる。もう、若くない。この世界で生きるための体が寿命を迎える。まるでアバターの世界である。死んだあとの世界はある。それがこの世ではわからないだけ。最近、ますますそう思うようになる。
精子が卵子に出会い受精して産まれてきた時点から他界するまでの時間。その時間は人それぞれ違っている。短命で終わる人、長寿で終わる人。良い、悪いで判断できない人生である。自分の過去を振り返るのは好きでない私だが、不思議な事を何度も体験した。人間の常識や知識では理解できない現象である。あたかも誰かに操られているような体験である。
子供の頃、死んでいても不思議でない経験がある。
- 友達の家から道路に走り出した時に何故か足が急ブレーキをかけた。その時、トラックが猛スピードで道路を走り抜けた。あのとき道路に出ていたらトラックに引かれていた。
- 海水浴場の流れる河口付近で一人泳いでいた。近くに老人がいた。突然、深みにハマり溺れ始めた。老人は冷静に私を見ながら助けてくれた。あのとき、老人がいなかったら溺れていた。
ソニーのサンノゼオフィスで仕事をしていた時にあり得ない経験をしたことがある。
- 父親が死んだという連絡を妻から受けた。すぐに日本に帰国してほしいと。サンフランシスコ国際空港から日本行きの便はいつも満席ですぐにはチケットが取れないのが当たり前であった。それが電話を受けた当日にチケットが取れた。スムーズに日本に帰国でき、父親の葬儀に間に合った。あたかも父親がそのようにアレンジしたかのように感じた。
51歳の時にシニア起業：Joomla CMSを使ったサイト構築ビジネスを始めた時に不思議な経験をした。
- 初年度は99％赤字で終わる起業家が多い中、私のビジネスは黒字であった。お客が何故か向こうからやってくることが多かった。なぜ、この方から注文が来るのか、この法人からお問い合わせが来るのか、理由が分からなかった。出会う人からいつも不思議なメッセージを受け取っている感じがした。ピンチはチャンスという言葉が現実として起きていた。
理解できない不思議な経験は忘れない。自分に都合の悪いことであっても後で振り返ってみるとそれがなかったら今の生活が成り立っていないということがわかる。人生の出来事は後になってから本当の意味を教えてくれる。
平均寿命を超えて普通の生活ができていれば、幸せである。多くのシニアは要介護一歩手前か、要介護状態になっている人が多い。そうなる前に今しか味わえない経験に時間とお金を使いたい。
食べたい物、経験してみたい事、訪問してみたい場所、心の隙間を埋める
元気で生活する時間が刻々と短くなっていくのが老人。老人という言葉の定義が何歳であるかは分からないが、一般的に70歳を過ぎれば老人と言われても不思議ではない。ただ、人によって老人とは思えないシニアもいる。仕事を続けているシニアは全般的に若い印象がある。やることがあり、毎日通勤して、仕事ができる健康と体力がある。
まだ、若いと思っている70歳過ぎのシニアはそう思っているうちに頭の片隅にあるやりたいことをやることである。健康と体が普通のように機能しているうちに。自動車のようにいつかはエンジントラブルで動けなくなる。
美味しいと感じる料理や食べ物を食べたい
食欲があれば、生命エネルギーを維持できる。食欲が衰えると体も健康も衰えてくる。食欲を増すには美味しい食べ物を食べることではないか。普通の食欲があるうちに食べたい料理を食べ、味わう。自由に食べに行ける脚力と健康があれば、美味しい食べ物を楽しめる。これが老人ホームで介護生活を始めると施設が提供する食事がメインになり外出して自由に食べに行けるわけではない。
美味しい食べ物が必ずしも高い食べ物ではない。巷には安くて美味しい食堂やレストランが存在している。地元の料理店などが穴場になる。食事は必ずしもレストランで食べるというわけではない。キッチンカーやTake-outで長蛇が出来るお店の料理を食べられる。私はカレーライスが大好物であるので横浜周辺で美味しいお店探しをしている。
私のおすすめカレー店（横浜駅周辺）
- カレーハウス リオ 1000円以内で楽しめる
- マドラス ランチカレーバイキングで美味しいナンが食べ放題
▼ランチバイキング（平日）[11：00-16：00]
※時間無制限！ / 998円税別
◎日替わりカレー４種類
◎焼きたてナン
◎サフランライス＆ライス
◎サラダバー
◎お漬物
新鮮な体験を味わいたい
新鮮な体験＝今まで味わったことがない経験なのだが、身近な所にある場合がある。自分が興味を持っているアルバイトを経験してみる。私はスーパーやショッピングモールのカート回収アルバイトをやってみたい。その魅力は自分の裁量でカート回収ができる点にある。終わりがない仕事であるので自分の裁量で仕事ができる。人間関係で悩む必要もなく、足腰を鍛える労働である。
今までの職歴にない仕事をやってみると新鮮な体験になる。ただ、興味と意欲がないと初日で嫌になる。70歳を過ぎると経験がない仕事は気苦労が多くなる。例えば、ファストフード店でのアルバイトなどは複雑な作業であるとお手上げになる。一つの作業に集中できるならばマクドナルドでも働ける。
今日のランチを松屋でゴロゴロチキンカレーを食べた。5人ぐらいのスタッフが忙しそうに働いていた。食器洗い担当、料理担当、料理提供窓口担当がいることが見てわかった。休んでいるスタッフは誰もいない。絶えず動いて仕事をしていた。要領を得ていないと作業でつまずく感じがした。体と脳への刺激は強い。
訪問したことがない場所に行きたい
年に3回ほど夫婦で三泊四日ぐらいの旅行に出かける。来年は四国の松山、淡路島、下関市と門司、出雲大社などに行ってみたい。海外旅行は台湾で食べ歩きをしたいと思っている。ドライブ旅行は1泊2日で行ける範囲で場所を決めている。
旅行は体力がいる。脚力がないと楽しめない。体調維持が出来ていないと苦しくなる。旅行に何を求めるかで行き先が変わる。一人旅なのか、夫婦旅行なのか、友人同士なのかで旅行の楽しみ方も変わってくる。訪問したことがない街などは自動車やバスなどで回るよりも足で歩いて回るほうが新しい発見がある。
幸せを感じることをしたい
自主的に何かをやることで幸せを感じることがある。自己満足をもたらすことで幸せを感じ取れる。自分のためと言うよりは家族のため、地域のため、公共のためという目的があると幸せが感じ取れやすくなる。いつも、いつも幸せは感じ取れない。思いがけない瞬間に幸せがバブルのように浮かび上がってくる。
最近、女の子の孫が生まれた。まだ、3ヶ月である。この子が18歳になり、成人するまで元気に生きていられればこの子とデートが出来る。18年先、私は88歳になる。成長する孫たちと一緒に食事やイベントに参加できれば孫たちから若さをもらえる。ヨボヨボになった体では若い孫たちと遊べない。筋トレを続けて普通の生活で問題がないようにしたい。
スポーツジムで筋トレをしているシニアたちを観察すると70歳過ぎ、80歳過ぎの高齢者を見かける。筋トレを続ける運動習慣を持っているシニアたちである。普通の生活で何も不自由をしていない感じがする。私は筋トレでちょっとした喜びを味わっている。それはこんなことである。
今日は懸垂が1セット10回ができた。スクワットの重量が70キロ（自分の体重）で1セット10回が出来たとか。ちょっとづつ、数値が増えていっている瞬間に喜びを感じる。今まで出来なかったことが出来るようになったという喜びである。幸せは足元に落ちている。それが見えるか、見えないかである。
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結論
70歳を過ぎると老化現象がいっそう強く感じ始める。そうなると人生の終りが来るのを強く予想できる。時間の経過で死が迫る。生きて元気なうちに時間とお金を楽しいこと、嬉しいこと、欲求を満たすことに使いたいと思う。男性の健康寿命は72歳ぐらい。この年齢を過ぎても普通の生活が問題なく過ごせているシニアは幸せである。
普通の生活が送れる健康と体力があるうちに貯めていたお金を我慢していた事や物に使うべきではないか。お金は使うことで自己満足をもたらす。「ハレとケ」を上手く使い分けることでお金は残りの人生を楽しくさせる。
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