暇なシニアが無償よりも有償ボランテイアをすべき理由

定年退職をして65歳まで働き続け、そして、毎日が日曜日になったシニアが多い。毎日が日曜日になったシニアは、その日から本当の自分探しが始まる。人に頼らない、組織に依存しない、自分の人生を楽しむライフスタイルを探し始める。どんな人であってもこれまでの長い人生経験が無駄な人生であるとは思っていないはず。人それぞれの価値が人生経験にある。

毎日が日曜日になって暇で困っているシニアに勧めたいことがある。 ボランテイア活動をする。それも有償ボランティアである。無償ボランティアは経済的に豊かでないと続かない。有償ボランティアでは自分の持ち出しがない、小遣い程度のお金がいただけるボランティア活動である。

小遣い程度でも少しでも実入りがあればボランティア活動を続けやすい。ボランティア活動を通して社会と繋がりが持てる。メリットはお金ではなく社会での存在感と繋がりをボランティア活動から得られる事である。

有償ボランティアを考える

60歳以降の医療保険と生命保険は無駄、保険外交員やTVのCMの誘いに騙されないこと

朝日新聞の広告記事や投げ込みチラシを見るとやたらといろいろな保険会社が争うように安さを売りにして生命保険や医療保険の勧誘宣伝をしている。60歳前までの生命保険では死亡保険金額が3000万円であった同じ保険が60歳以降には300万円に下がっている。これは何を意味しているのか?

60歳以降に生命保険や医療保険契約すると確実に損をする。例えば、ライフネット生命保険で60歳、10年間の保険期間、死亡保険金1000万円;10年間の支払い合計金額が1,168,800円になる。70歳になるまでに死亡すればお得な保険になるが、平均寿命が82歳の今、1,168,800円を掛け捨てになる確率が非常に高い。

70歳からまた10年間掛け捨て契約をすると支払い合計金額が3,100,080円になる。平均寿命に達していない年齢であるため、生きている可能性が高い。従って、60歳から80歳まで生命保険を続けると約420万円ぐらいの損が生まれる。

保険会社の商品は確率で会社が儲かるように作られている。還暦を過ぎたら、子どもたちは独立した生活を送っている。残るのは伴侶のみになる。伴侶のための生活費を生命保険に託すのは本当に賢いことなのだろうか。

60歳を過ぎてからは生命保険はいらない、無駄である

歩かなくなった老人の体にどんな事が起きるのか?

老いてくると出来るだけ楽をしようとする。階段を使わないでエスカレーターを使う。歩いて行ける距離を自動車で行ってしまう。足を使って歩くと言うことを意識的にしない高齢者が多い。外出するときは、出来るだけ歩く距離を増やすという意識がないと足腰が衰えてくる。そんな危機感が無い老人が多い。

足は歩く事で第二の心臓の役割を果たす。足のふくらはぎが足に溜まる血液を歩く事でポンプの働きをする。老いて来ると体が疲れやすくなる。意識して体を動かす習慣を身に付けないと体の筋肉が失われて行き、血液の流れも悪くなる。

血液の循環が悪くなると老人の体に原因不明の体調不調が表れてくる。医師は、老人たちに毎日歩く事を勧めている理由がここにある。血の巡りが悪くなることで体に酸素と栄養が行き渡らなくなる。体を活発に動かす生活習慣を持つシニアは自然のうちに新鮮な血液と栄養を体に供給している。体を動かす生活が生きていくためのエネルギー供給網を維持する。

お金に頼らないで自給自足の生活をするには?

less money

歳を取ってくると自分の命が短くなっていることを何となく感じる。お金に執着して大金持ちになりたいという気持ちもなくなる。食べて行ければそれで良いという気分になる。他界するまでに満足がいく生き方をしたいという気持ちが高まる。物欲で生活するよりも精神的に満たされる時間と生活に気が行く。 

還暦を迎えると断捨離を考え始める。自宅の中を見渡せば、使っていない物で溢れている。巣立った子供たちの物などは二度と使う事は無い。60歳から70歳の10年間の内に老後の生活で使う物だけにする。衣食住に満たされているシニアであるならば、生活で使わない物を処分して行く。出来るだけ身の回りの物を少なくして他界した時に子供たちに面倒な処理をさせないようにすると考える。

年金と貯蓄だけで最終的に生活をすることになる。贅沢な生活が出来ないのが一般のシニアである。多くは年収300万円以下の生活になる。生活面で困らない生活をするには、お金が極力出て行かない生活をするしかない。自給自足の生活がどれだけできるかでお金に頼らない生活を送れる。

老人になると痩せ細り食べる量が減る、健康障害のリスクが高まる

いつも感じる事がある。横浜の街中を歩いていると多くの老人たちを見かける。ほとんどが、70歳以上の方々のようだ。その印象は、痩せ細っている体から来る。全員が痩せた体つきとは言えないが、力強さは感じない。老人になると自然に体が痩せてくるのだろうか?

素朴な疑問である。私自身、67歳のシニアだが10年後、20年後には痩せ細ってしまうのだろうか。私は週2回から3回スポーツジムで筋トレをやっている。お腹の周りに皮下と内臓脂肪があるためかスッキリした感じがない。おへその周辺が贅肉でちょっと膨らんでいる。

60歳、70歳でダイエットをしたいと思っている老人たちも多い。私の知人で75歳ぐらいの男性は誰が見ても超肥満体である。自分の体が重くて歩いては一休みである。体全体が痩せていく傾向はないが、体の中の筋肉が確実に痩せていっているのが分かる。

老人で痩せている人も太っている人も共通している老化現象は「体の筋肉が失われていっている!」ということである。体から筋肉が失っていくと姿勢が悪くなり、猫背で歩く老人が増える。筋肉の量があるポイントを超えて減ると歩行障害が始まる。動物は歩けなくなったら死ぬ。獲物を捕らえることができなくなり餓死する。

人間も死ぬまでの時間差はあるが死のリスクを高める。