老人になると言うこと(90歳。何がめでたい!を読んで)

横浜みなとみらいにあるTSUTAYAでスターバックスのドリップコーヒーを飲みながら、「90歳。何がめでたい」佐藤愛子著をタダで読んでいた。TSUTAYA運営のスターバックスでは、TSUTAYA書店から一冊だけ取り出してコーヒーを飲みながら読んで良いからだ。

90years old

著者の佐藤愛子さんは、今年で98歳のおばあちゃん。一時期、引退宣言をして執筆活動を止めていた。この本でなぜまた執筆活動を始めたかが書かれていた。老人性鬱病になったが、女性セブンに掲載される原稿を書き始めたら鬱病が治ったそうだ。社会の中で活動すると色々な刺激が生まれて活力を老齢の体に与えるらしい。

私が経験した60歳過ぎの老化現象

還暦を過ぎると誰もが自分の歳を意識し始める。あと5年で年金受給の歳になるとか、以前よりも頭の毛が薄くなったとか、視力が悪くなったとか、色々な変化に気が付き始める。ちょっとした意識の違いで今まで気がついていなかったことに気が付き始める。

自分の体の変化に目が行くようになる年齢が還暦である。定年退職の時期と同じくして体も一つの区切りを迎える。60歳の声を聞くと老いる体に対する不安を覚える。10年先、20年先の体はどうなって行くのだろうか。老化現象がどのように自分の老後の生活を変えていくのだろうかと思い始める。

老後の生活は健康でないと楽しめない

私はぎっくり腰の常習犯である。ぎっくり腰は、ある日突然やって来る。原因が分かれば対策も打てるのだが、それが出来ないのが苦しい。60歳を越えると体の至る所から理由が分からない痛みや不具合を経験する。そんな痛みや不具合は、しばらく続いて知らないうちに消えてなくなるのが不思議。

多くのシニアが帯状疱疹を発症して戸惑う。50から60歳代のシニアに突然襲いかかってくる。私も還暦過ぎに帯状疱疹になった。突然、体に異変が起きるのがシニア独特の病気である。免疫力が低下して体の弱い部位に病気を発症させる。

70歳を過ぎると体力と筋力の低下で自分の体を自由に動かすことが難しくなる。特に足腰の筋肉低下が原因で遠い場所に外出したり、旅行に行ったりすることが難しくなる。健康をどのように維持するかで老後の生活が決まる。

シニアの経験、知恵、気付きを知的サービスにする

変化が激しい時代は、手元にどれだけ使える現金があるかだ・・・と戦後の日本では言われている。現代は、手元にお金を作り出すスキルが自分にどれだけあるかだ。年齢や性別に関係なく。

100年ライフの時代に向かっている時代では働く人生年数が増える。働き続ける=生きて行くための生活費を稼ぐに繋がる。高齢者の数が増加するに従い年金に頼る生活が成り立たなくなる。貧乏人ほど生活費が足りなくなる。全体的な傾向として庶民大半が働き続けなければ自動的に生きて行けない時代に突入する。

多くのシニアが70歳を過ぎると働くことを辞める。自由な時間を好きなことをして暮らしたいと思って仕事から離れるのだが、半年も過ぎれば「暇、暇、暇で毎日が日曜日」になる。自由になる時間が有り過ぎる現実に驚く。暇な時間をお金に変えることができないかを考え始める。

シニアのパソコンの使用用途、WindowsからChromebookへ

仕事柄複数のパソコンを所有している。使っているパソコンもあるし、置いてあるだけのパソコンもある。パソコンは古くなると腐りだすからだ。私は、3年毎に新しいノートブックパソコンを買って使っている。3年経つとOSもハードウエアも技術革新が著しくなるからだ。

現在、使えるパソコンが7台あるのだが実際に使っているパソコンは4台。Windows 11 OSが登場するとOSをアップデートできないモデルも出てくる。私のWindowsパソコン全部がWindows 11 OSにアップデートできない。Windows 10でしばらく使うしか無い。数年後にはWindows XP、VISTA、Windows7& 8のPCのように破棄される運命にある。

現在所有のパソコンをどの様に使うかは古いパソコンを大事に使っているシニア層にとって色々と考える必要がある。