「老人たちのたまり場」はどこにあるの?

70歳を労働から解放される年齢と考える。仕事が続けられる、継続したいというシニアは頑張っても75歳ぐらいだろう。仕事自体が生きがいならば、体が仕事を受け付けなくなる年齢までだ。労働から解放された老人たちは、一体どこで何をしているのだろうか。

平日の午前中に図書館に行って見ると老人男性たちで新聞コーナーは占有されている。午後は、老人たちが昼寝をしている。何かの目的で本を読んでいる老人は少ない。公共の図書館は老人たちのたまり場になっている。ただ、コロナ感染でStay Home(自宅にいなさい)が奨励されているため人が集まる建物の中よりも公園などのオープンスペースに老人たちは憩いの場を求めている。

老人がウキウキと興奮する時

NPO団体のグループ定例会があった。特別な企業紹介のプレゼンテーションが午後13時30分から始まった。(株)エスマ・マジェスタという生演奏を身近に提供する女性だけの会社である。若い魅力的な女性二人がバイオリンとフルートで平均年齢70歳の老人企業OBの前でデモ演奏をしてくれた。

98%男性のNPO団体であるため若い魅力的な女性二人が定例会に現れると花が咲いたようになる。皆、なぜ、若い女性二人がここにいるのか不思議そうに見ていた。70歳を越えるシニア男性たちは日常若い女性との接点がない。NPO団体の定例会に登場するのが不自然であるかのように目を丸くして彼女たちを見ていた。

口を開けて食べるとクチャクチャの音がするだけでなく早食いになる

私は、いつも、家内から早食いを注意されている。早食いをすると太るからゆっくり食べてくださいね!と念を押されているのだが、早食いの習慣は直らない。家内の実家で義父と一緒に夕食をしていたら、私がいない時間に家内に私の食べ方の注意が入った。義父曰く、「彼は口を開いて食事をする。クチャクチャする音が聞こえるから、口を閉じて食べてくれいないかと言って置いてと!」

自宅に帰ったら、翌日の夕食時に妻から義父からの要望を伝えられた。妻曰く、「口を閉じて食べないから、早食いになるのよ!クチャクチャ音が義父に聞こえていて嫌がっていたと伝えてくれって!」

60歳を過ぎて運動習慣を身に付けるにはどうしたら良いか?

60歳を過ぎて運動習慣を身に付けるには、強い意志がないとできない。強い意志はどこから来るのか。一度、医者に忠告されるとその恐怖から一生懸命運動をやり始めるシニアが多い。健康な体作りを今からやらないと病院のお世話になると言われれば、恐怖と不安で運動をやり始める。

しかし、現実は運動習慣がない人に運動を継続的にさせるのは無理。60歳を過ぎたシニアは第三者の力を借りて運動習慣を身に着けたほうが効果がある。スポーツジムの会員になってパーソナルトレーナーの指導を受けることである。体が運動に慣れていないと体調を崩しやすくなる。それが引き金になって運動を止めてしまう。

パーソナルトレーナーは精神的に挫けそうになるときに助けてくれる。運動習慣を身につける上での助言と指導を一緒にしてくれる。特に筋トレがこれからのシニアの健康で重要になる。筋トレは自我流でやると怪我と体調不良を起こしやすい。正しいフォームと頻度でやる必要がある。

健康寿命を伸ばしたいシニアは定期的な筋トレやその他の運動習慣を身につける必要がある。筋トレの本を読んでも運動習慣は身につかない。シニアの運動習慣は第三者の力を借りて身に付けたほうが成果を得やすい。どのようにして第三者の力を借りて運動をするべきか。

老後を楽しめる年齢とは?

60歳代のシニアの顔と70歳代の高齢者の顔を比較した。60歳代の顔は弾力性がある。70歳代になると顔が枯れ始める。個人差はあるが、一般的に肉体と体力面で著しい衰えを70歳代の高齢者は感じ始める。特に足の筋力で老化を強く感じ始める。

60歳代のシニアは、まだ、現役会社員として働こうと思えば働けるだけの体力が残っている。老化もそれほど著しく体に影響しない。70歳代は体力と気力面で持久力が落ち始める。残りの人生を楽しみたいならば、健康で体力がある年齢のうちにやりたい事を躊躇なくやるべきである。

その年齢が60歳から70歳になる。この10年間を無駄にしない。70歳以降は予想外の健康障害が起きやすい。健康を害して普通の生活が出来なくなったら、誰かに支えられながら不自由な老後の生活を送ることになる。それでは余生を楽しめない。60歳から70歳までの10年間は人生最後のやりたい事を目一杯出来る体力と機会がある。