70歳、免疫力低下で病気になるのをどう防ぐべきか?

先月中旬、私が住んでいる集合住宅の知人が突然、心筋梗塞で倒れた。夜中の2時頃、トイレの中で意識を失って倒れていたという。78歳だったそうだ。男性の平均寿命は、80歳ぐらいだから50%ぐらいの男性は、80歳まで生きられないということになる。70歳を超えると免疫力が急激に落ちてきて色々な病気が発症しやすくなる。

免疫力低下は60歳を過ぎた頃から顕著になる。60歳代のシニアは、免疫力の衰えを防ぐ努力をする必要がある。何もしないと70歳代に深刻な健康障害で80歳まで生きられないかもしれない。

「シニアが働ける市場」が広がった時に会社は何を求めるのか?

世界中でフリーランスワーカーが増えて来ている。これもインターネットで仕事が得られるお陰だ。この傾向は、正規雇用から個人ワーカーへのシフトを示している。企業は、正規雇用者数を減らして個人ワーカーと契約して仕事を委託し始めている。米国の新しい企業、Uber(ウーバー)は2000人の従業員で16万人の契約ドライバーと契約してビジネスを展開している。

インターネットという通信技術を活用して企業と個人をつなぎ合わせている。

10年先の仕事場は、オフィスで無くなる。自宅か、カフェか、コーワーキングプレイスになるだろう。通勤電車にギュウギュウ詰めでオフィスまで通う時代は遠い昔になるかもしれない。少なくともインターネット経由で仕事が成り立つ場合は仕事をする場所の制約が無くなる。

典型的な事例が、カスタマーサポートサービスである。人件費が安い日本語が分かる海外の労働者にカスタマーサポート業務をさせている。

少子高齢化社会でシニアの労働力も戦力にしたいと考える企業が増えている。企業が求めるシニア人材は尖った何かを持っていないと企業からのお誘いがない。

あなたにも出来る若さを維持する方法はあるのか?

本日、NPO団体の定例会に参加した。新しく私達のグループに入る方が自己紹介をした。米国外資のコンサルタント会社で70歳まで現役で働いていて、その後は自分で勉強して英語とポルトガル語の通訳観光国家資格を取得して働いていたと言う。縁があってこのNPO団体を知り、メンバーに成ったようだ。自己紹介で年齢が80歳であると聞くと、私を含め周りのメンバーがすごく驚いた。とても、80歳には見えない!風貌も70歳以下。頭もしっかりしている。

仕事を続けていたシニアは若い。

もし、若返りたいならば、現役に戻ることである。自分が打ち込める仕事を探す。給与や時間給の額ではない。自分にあった仕事であればなんでも良い。その仕事を生涯続けることだ。続けることで健康寿命が伸びる。そんな印象をこの方から受けた!

医療費と老人ホームでお金がかからないようにする方法

多くのシニアが自分の老後に発生する医療費や老人ホームのお金を今から気にしている。

医療費は、健康を維持できていれば発生しない。老人ホームは、自分の世話ができていれば行く必要はない。当たり前なことであるが、このことを真剣に考えてアクションを取っていないシニアが多い。

老いてきても健康な生活をしている高齢者は多い。そんな高齢者は、毎日、体を動かし続ける生活のリズムを持っている。農業に従事している高齢者は、80歳以上になっても普通の生活が出来ている人が多い。足腰は、毎日の農作業で自然と鍛えられているからだ。都会の高齢者は、足腰を積極的に使わない隠居生活に入っているため身体が衰えている。

老後のお金を気にしているシニアは、お金を貯めるよりも衰えて行く体の健康に投資したほうがリターンが高い!

医療費と老人ホームでお金がかからないようにするには、自分の身体を健康にする生活習慣が重要な役割を果たす。

シニア夫婦にとって普通の生活が一番幸せではないのか?

今の生活は、夫婦二人だけの生活である。子どもたちは大人になり、独立した人生を送っている。初孫が生まれおじいさん、おばあさんになった。日々の生活は各自のライフスタイルを追求した生活になっている。私はインターネットの仕事で平日は外出。家内はピアノの個人教授と新しい曲への挑戦、そして、隣人の奥様たちとのおしゃべりで時間が過ぎて行く。

今の生活が私達夫婦にとって「普通の生活」になっている。まだ、二人とも60歳代であるので健康で体力がある。60歳代は人生のご褒美を自分たちにあげる年代ではないかと感じている。健康な身体があれば、好きなことが出来る。これが70歳、80歳代になると健康障害で身の自由が制限され始める。「普通の生活」が成り立たなくなる。 

残りの人生、後10年から40年の間に運命に従った生活が始まる。老化は避けられない。身体が不自由になれば、他人の手を借りた生活になり、今のような「普通の生活」が楽しめなくなる。子どもたちの独立と同時に自分の人生を楽しむことに集中できる。個人差はあるが、少なくとも子供のことは一時的に忘れることが出来る。夫婦二人だけで一緒に楽しめる60歳代を無駄にしたくない。