英会話が上手い人は、物まねが上手い人が多い。日常会話レベルであれば、物まねだけで十分だ。発音、イントネーション、頻繁に使うフレーズなどを聞いたままオウム返しができれば、あとはその表現が使われている状況を理解して使うだけだ。
私の妻は、ピアノを教えている。絶対音感の能力もある。音を聞くと音符の音を言い当てるくらいだ。耳が良い人は、音に敏感だ。面白い表現などはすぐに覚えてしまう。
英会話の物まねはオウム返しをするだけで良い!
英会話の教材は、ストーリーに沿って会話が展開する。ストーリーの会話の内容が十分理解できていなくてもオウム返しの練習はできる。聞いた会話表現を忠実に再現する練習だ。問題は、話された会話表現をキャッチできるかどうかだ。
耳が英語に慣れていないと何を言っているのか聞き取れない。そんな時は、教材のテキストを見ながら文字と音を合わせて理解するしかない。私は、いつも、テキストを見ずにストーリーの会話を聞くことにしている。分かる部分とわからない部分を明確にするためだ。
何度も聞いて分からない会話表現や単語は、今までに経験したことがない英会話表現や単語だと思う。それがテキストを見ないで聞くと浮き彫りになってくる。
テキストを見るときは、どうしても音だけではわからないときだ。
オウム返し練習は、会話を聞いて分かる部分だけを最初に行う。わからない部分は、聞いているだけで良い。分かる部分を忠実にオウム返しができるよう口に出して練習する。何度かストーリーを聞いてわかっている部分だけをオウム返し出来るようになったら、分からない部分を理解するために初めてテキストの会話文を読む。
今度は、テキストを見ながら会話を聞いて、分からない表現の部分をオウム返しする。これを何回かやってから、テキストを見ないでオウム返しの練習を再開する。これを繰り返すだけだ。テキストを見ずにすべての会話をオウム返しできるようになったら、次の会話に進む。
オウム返しの練習は、面白くないかもしれない。英会話は、地味な練習がどうしても求められる。英会話を聞いて忠実にオウム返しができれば、あとは、それを暗記するだけだ。その表現や会話がどのような状況で使われているかを理解して暗記することだ。
耳を鍛えるためには、オウム返し練習が必須だ。頭はいらない。物まねだけだ。発音、イントネーション、感情などに注意してオウム返しをする。
シニアの英会話学び直し(2):発音とイントネーションを学び直す
シニアの英会話学び直し(9):1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月で目標を立てる