シニア向けの生命、医療保険:契約しなければお金が貯まる

朝日新聞の朝刊に良く見る一面広告がある。シニア向けの生命保険や医療保険の広告である。私は67歳であるが、全ての生命保険と医療保険を60歳になったときに解約した。医療保険を維持しようと思ってたのだが、私の医療保険がカバーする合計金額が最大30万円であることから意味が無いと判断して解約した。手元に30万円あるからだ。それに、国民健康保険に高い保険料を支払って入っている

私が他界して生命保険金が誰かに支払わされても自分を喜ばせない。本来の生命保険は30歳代、40歳代、50歳代の働き盛りの人向けである。子供の育成や教育資金として生命保険がカバーするという目的がある。子供が巣立った家庭では生命保険の目的が消滅している。葬式や葬儀費用などは手元に100万円ほどあれば済む。それぐらいの金融資産が手元にあるシニアは生命保険に入ってそれらの費用を用立てる必要が無い。 

生命保険は誰のために入るのかを考えてみれば、本当に必要かどうかが見えてくる。医療保険も同様である。医療保険として国民健康保険がある。それに追加する意味がない。シニア向けの生命保険が宣伝されているが、死亡時に受け取れる金額が100万円から200万円ぐらい。葬式代程度になっている。100万円ぐらいならば、手元にあると言うシニアがほとんどではないか。生命保険に頼る理由が全くない。

起業したシニアが節約するモノは何か?

時々、今日はいくらお金を使ったのだろうかと自問する時がある。忙しい時ほど使ったお金が気にならない。暇な時ほど使うお金が気になる。仕事で忙しくなると仕事を達成する事に気が行って必要な物にお金が使われて行く。仕事=売上だからだ。お金を使うのは、入ってくるお金のためという事が頭にある。

暇なときは自然と無駄なお金を使わないでおこうという意識が働く。個人事業主になると金銭感覚が鋭くなり、無駄を無くそうとする。円安、物価高騰、追加税負担、介護保険などお金が自動的に懐から出ていくものが増えている。シニアの自営業者は2023年10月から消費税を税務署に支払う義務が発生する。インボイス制度が始まる。今までは1000万円以下の売上であるならば消費税の支払いが免除されていた。来年からはこれができなくなる。

仕事で得た収入が消費税分だけ減る。それが来年から始まるので今から出ていくお金を節約する必要がある。私は平日横浜に外出してカフェで仕事をする。お金を使うのはランチ代とコーヒー代だけである。コーヒー代もマイボトル持参とタリーズカード支払いで割り引いてもらっている。それでも1杯目301円、お代わり150円、合計で451円が出ていく。このコストはタリーズコーヒーで仕事をする「場所代」と思っている。

ランチはワンコインで食べられるのを目標にしているが、難しい。どうしても1000円前後になる。カフェ代とランチ代合わせて1日1500円以内で収まる。自宅から横浜まで6ヶ月定期を購入しているので交通費で困ることはない。これからの時代はインフレとの戦いになる。年金だけでは到底生活ができないというシニアが急増するのが目に見えている。まずは日々のコストを減らすことになる。

体の若さと年齢は風貌とおしゃべりに出る

義父の家の向かいに住む隣人に初めて会った。いつも、義父の家の周りを掃除してくれているご婦人だ。第一印象は70歳代前半のご婦人という感じがした。話をしているうちに年齢が83歳とわかった。とても83歳のご婦人に見えなかった。動きが機敏で表情が豊かな方だ。典型的な老人という感じを与えていない。特別に運動もしていないようだ。

彼女が言うには親からの贈り物が「健康で頑丈な体」だそうだ。本当に若さは人それぞれだ。生まれ持った生命力、体を鍛えて若返りしたシニア、枯れていく老人、病気で病院通いしている老人、本当に色々な老人がいる。

美人を眺める場所

65歳を過ぎて引退生活を送り始めると付き合いをする人の範囲が高齢者ばかりになる。仕事を辞めて好きな事をやる時に何らかの団体に所属する場合がある。多くのシニアは同年代が集まる団体に居場所を求める。年齢で差がある同好会や団体では浮いてしまうからだ。

心の奥底では若い人たち、特に若い女性たちとの触れ合いをシニアは求めている。70歳、80歳以上になると孫ぐらいしか若い人たちとの接点が持てない。若さは若い人たちから得られるということを本能的に老人たちは知っている。

yokohama bijin

健康のために朝から自宅を出る。これといった目的地があるわけではない。取り敢えず、人が大勢いる都会に向かう。私の場合、仕事をする場所をカフェにしている。一杯のコーヒーで仕事をする場所が確保できて無料Wi-Fi、電源、トイレが付いてくる。電車で横浜駅に向かう。横浜駅周辺は若い人たちが大勢いる。特に異国情緒が漂う美人が多い

67歳のシニア男性を喜ばせるには十分な若い美人たちが沢山歩いている。多くはマスク美人であるが、マスクが美人の顔を人工的に作り上げる。見栄えが良いから楽しめる。横浜駅周辺を定点観測すると「色々な美人」と出会う。

  1. マスク美人
  2. 後ろ姿美人
  3. 横顔美人
  4. スタイル美人
  5. タイトジーンズ美人
  6. 女学生美人
  7. 足長美人
  8. ヒップ美人
  9. ロングヘアー美人

自分の目を取り込む美人であれば何でも良い。そんな美人がたくさん横浜駅周辺を通り過ぎる。

シニアの一人旅は目的がないと面白くない

家内は友人たちと楽しい時間を海外の観光地で過ごしている。女性だけのグループ旅行だから、おしゃべり、美味しい料理、スイーツ、ショッピングなどで非日常の生活をしているはずだ。

私は、悲しいかな、仲の良い友達が居ない。一緒に海外旅行をする人も居ない。男性と女性では、一緒に何かをするという点で相当の違いがあるのではないか。夫婦で旅行する時以外に旅行を一緒に楽しむ人が居ないというのは、どんなものか。

老人になると一人旅をするシニア男性が多くなるという。夫婦で中山道の宿場「妻籠宿」を観光していた時だ。宿泊する宿で定年退職したシニア男性に出会った。自転車で中山道を巡る一人旅をしていた。なにか目的が有って自転車の旅をしたのだろう。私ならば、どうしただろうか?ふと考えた。