「あれば便利なもの」は買わない「なければ困るもの」だけ買う老後生活

懐に入ってくるお金が不安定だったり、少なくなったり、固定されたりすると将来の老後生活に不安を覚え始める。自分たちの老後をどのような生活にするかは、65歳以降に迎える本格的な老後までに何を準備するかだろう。金銭的な安心を誰もが求める。多くの人は金融資産を取り崩す老後の生活になる。年金の額も下がってくるのも分かっている。

体を動かさないでお金を稼ぐ仕組みが出来ていれば、老人になってもお金が入ってくる。金銭的な安心はお金が毎月入ってくる仕組みにある。

だが、全てには前提条件がある。健康で普通の生活ができる体を維持できていること。老後の生活はお金ではなく、健康で決まる。普通の生活ができる体を持っているシニアほど他の体の不自由なシニアから羨ましいと思われる。

普通の生活をより快適に楽しくするには無駄のない実生活で困らない生活環境を作り上げることである。物で溢れている自宅は使わないものでゴミ屋敷のようになる。もったいないから捨てない。まだ使えるから持った置く。そんな物だらけの家になってしまう。

お金を稼ぐことができても「あれば便利なもの」と思い、ついつい買ってしまう。お金は出ていくばかり。そんな物がたくさんあると結局は使わないで埃を被る。老後の生活は「なければ困るもの」だけ買うことに徹するのがコツである。

シニア夫婦が目的を持って歩き回るならば、どこが良いか?

子供が巣立ったシニア夫婦は時間に余裕が持てる。国内・海外旅行に行く夫婦もいる。私達夫婦は国内旅行が多い。最近は4泊5日で四国松山市に行ってきた。坂の上の雲のミュージアムが非常に良かった。旅行は夫婦の仲を良くする。妻は今日の献立を考える必要がない上に行きたい場所に行ける。私は仕事に追われることもない。

旅行は年に3回から4回ぐらいである。日常生活では週末にドライブで美味しいランチを食べに出かける。ランチのあとは広めの公園に立ち寄り、歩き回る。時々、東京都内まで出かけて歩き回る。妻の実家が東京都内にあるのでそこに泊まって電車で都内を見学する。

東京都内には見学するべき場所がたくさんある。誰もが知っている渋谷、青山、新宿、六本木、広尾、丸の内、神田、上野、浅草などは人混みで一杯なので敢えて行かない。むしろ、公園を探してその周辺を見学するほうが面白い。

老人の自殺理由を考える

私が住む集合住宅で老人の自殺があったと聞いた。8階から自分のベランダから飛び降りたという。何歳ぐらいの老人か詳しく知らない。まさか、私が住む集合住宅で自殺が起きるなんて!と驚いている。

高齢者の自殺は、増えてきているのではないか。65歳以上の人口が四分の1から三分の1に向かっている。肉体的にも精神的にも社会での孤立感でも老人は弱者になっていく。

最近のニュースで孤独死が話題になっている。孤独死は年齢に関係なく起きているが、目立つのが中高年である。なにかに向かって生きている人は自殺なんて考えることもない。生きる目的が見えている人であれば、自殺はありえない。

シニアの容貌はその人の人生を表す

家内に良く言われる事がある。老人は容貌で判断されるから変な格好で外出しないで!!ヨロヨロの麻のシャツ(アイロンしなくても良いのだが)を着て外出しようとしたら、アイロンしたシャツを着て行って下さい!と言われてしまった。仕方なく、アイロンされていたシャツを出して着た。麻のシャツはヨロヨロになるのは自然なのだが・・・それが麻のシャツの魅力だと私は思っている。だが、家内はそう思っていない。というか、傍目から見える私の容貌に気を使っているのだ!

老人は汚くなり、醜くなる!シワやシミが顔は手のひらに目立ち始める!

椅子から立ち上がれない高齢者の運命:6年経過した現在

91歳の義父の様子を観察して見た。リビングにあるソファに座って立ち上がるのに2回、3回立ち上がる動作をしないと立ち上がれない。

ダイニングの椅子からは、問題なく立ち上がれるが、義父の足の力が日増しに衰えてきている。外出して歩きまわる習慣がないというか、なくなった。脚力が弱まって散歩する気力もなくなったようだ。足は毎日使わないと知らない内に弱まっていく。これは高齢者にとって致命傷である。

本当に気が付かない内に脚力が弱まってしまう。気が付く時は、既に足の筋力が弱まってしまった時に起きる今までやれた事が出来ないという現象だ!義父は、自分の足の力が弱まってきているという事に気が付いて足の上げ下げ運動ができるステップ台を購入した。それなりに意識を持って頑張っている。問題は、足の筋力を元に戻す正しい方法を実行していないことだ!!

>この状態から6年経過した追記はこちら