70歳はまだ若いと感じる6つの理由

若い頃、70歳という年齢を聞くと老人というイメージがあった。70歳が若いとは思わなかった。今は高齢社会になり始めたためか周辺に80歳以上の老人が増えている。横浜の街中を歩いて目にする老人たちは80歳以上が多い。60歳代、70歳代の方はまだ働いている感じがする。

表の社会で見える老人はまだ健康で普通の生活が出来ている。裏の社会では外出が不自由になり行動範囲が狭くなったシニア達がいる。老いて来ると年齢に関係なく健康の個人差が際立ってくる。普通の生活が出来るのが当たり前の社会で生活をしている人たちは普通の生活が出来ない人達を見かけなくなる。

生活をするうえで不自由を感じる高齢者は次第に社会から見えなくなっていく。活動できる場所が限られてくるからだ。こうなると老化現象が顕著になり若さを失い始める。表の社会で普通の生活が出来るシニアは若い。70歳を迎える今そう感じる。

普通の生活が出来る、出来ないを今まで意識したことがなかった。老いて来てその重要さを認識した。健康な体で不自由なく動き回れるシニアは若い。普通の生活が出来ることが当たり前に感じている。シニアが転倒して骨折すると普通の生活が出来なくなる。その時、初めて普通の生活が出来ることの有り難みを感じる。

70歳になっても不自由なく普通の生活が送れるシニアはまだ若いのである。

70歳はまだ若い

免疫力と体力を高めたい70歳代シニアがやるべき事は

76歳になった兄がしきりに言うことは体力が落ちて疲れやすくなったと。60歳代後半には夕方夫婦で必ず数キロの散歩をしていた。自宅にいるよりも外で何かをしていた。それが70歳を過ぎると体を活発に動かさなくなり、自宅で暇をつぶす時間が増えた。

その結果、体全体の筋肉の量が減って動き回ることが辛くなり始めている。生活不活発病が発症していると私は思っている。定期的に体を動かす生活のリズムがあれば、生活不活発病は発生しない。引退して仕事をしなくなったため、日々の生活で体を動かす活動がなくなった。

体はどんどん弱体化し始め、持病の糖尿病も悪化し始める。糖尿病の人はできるだけ定期的な運動をしないと余分な糖分を燃焼できなくなる。運動しない生活は体の免疫力をますます弱体化する。兄には定期的な運動をするよう助言をしているのだが、体は楽な生活を求めてしまう。筋トレを勧めるのだが、自分で進んでやろうとしない。

筋トレの良さは免疫力を高められることである。その効果は私自身も肌で感じている。病気を1度もしないし、人間ドックの診断でも血糖値で一度も問題を起こしていない。

もし、兄が筋トレを始めれば糖尿病を改善でき、筋力も付き、免疫力も強化されて健康的な体を作れる。それが分かっているのだが、兄がその気にならない限り強制できない。免疫力を高めたい、体力をつけたいというシニアならば、今すぐにでも筋トレを始めることである。

毎日が日曜日の生活を変えるには

70歳を過ぎると仕事をしているシニアの数が減少する。会社で働いていた人も自営業者も仕事を辞めて余生を楽しもうと考え始める。老人の健康寿命(男性 72.14歳  女性 74.79歳)を考えると70歳から好きなことで余生を楽しみたいと思うのが自然だ。

実際に70歳代の高齢者は「毎日が日曜日」をどのように過ごしているのだろうか。1日中自宅にはいられない。どこかに行って暇を楽しんでいるに違いない。一体、どこにいるのだろうか。

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なぜ、老人は切れるのか?

スターバックスのカフェで仕事をしている64歳のシニア。パソコンを目の前にしてインターネットの仕事をしているのだが、時々、中年から熟年の奥さん方が4,5人でやってきて大声でおしゃべりを始める。これが我慢できない。インターネットで何かの記事を書いている時や考え事をしている時におしゃべりの声が集中力を妨げる。

自分の感じ方を第三者の視点で分析して見ると、自己中心的な考え方をしているのが分かる。

何かに集中したければ、カフェで仕事をしない事だ。カフェではおしゃべりが当たり前だからそんな感じ方はおかしいとなる。

老人が切れる、気が短いと言われる理由

親の介護、孫の相手、自宅のリフォーム、身体の老化対策で時間を失う老後

子供が独立して家を出る。夫婦二人だけの生活が始まる。ちょうど年齢が還暦を過ぎ、年金をもらえる歳になるまで夫婦二人だけの生活を楽しんでいた。このまま老後の生活を続けられるかなと思いきや親の介護が始まった。親の介護が始まると自分たちの時間が奪われ始める。

私の両親はすでに他界しているので妻の両親の介護である。最初に義母の介護が始まる。自宅で転倒し介護ベッド生活になる。そのため、義父の身の回りのお世話で月の半分は実家での生活が始まる。夫婦二人だけで楽しむ時間が親の介護で削られていく。

evening

義母の介護はケアマネジャーのおすすめで自宅から老健施設に入居することになる。このおかげで実家に半月も宿泊する必要がなくなった。ただ、月2回、義父のお世話と老健施設への訪問が続く。以前よりも介護に使う時間が減り、夫婦二人で1泊2日の旅に行ける余裕が出来る。この状態が数年続く。そのうちに義父の体が弱くなり一人で生活ができなくなる。急遽、老人ホーム探しで翻弄し、自宅近くの老人ホームに落ち着く。

義母がいる老健施設と義父が生活する老人ホームへの訪問だけになり、夫婦二人の時間が増える。実家は空き家になり、月2回は別荘として利用する。義父が老人ホームの生活に慣れた時点で老健施設にいる義母も同じ老人ホームに入居することになる。

義両親二人共老人ホームでの生活が始まって、私たち夫婦の時間に余裕が生まれる。両親の介護は精神的にも肉体的にも負担が多い。人生は面白いもので介護の負担が和らぐと子供が長男家族に生まれる。嬉しいことだが、孫のお世話が成長に従って増える。孫が一人、二人、三人となるとその負担が増してくる。

夫婦二人で楽しめる時間は親の介護が始まる前までである。それが出来るだけ長ければ長いほど自分たちの時間を気ままに使える。