階段の息切れは老化現象なのか?

平日の通勤で駅の階段を上がり下りしている。駅の改札口に行くためには階段を上がる必要がある。改札口から乗車プラットホームに行くには階段を降りなければならない。この階段を昇り降りする一連の動作でいつも感じることがある。階段の昇り降りをした後に息が次第に切れ始めるのだ。足の筋肉にある酸素が切れて肺に酸素を送れと足の筋肉がSOSを出しているのだと思う。

週二回近くのスポーツセンターで筋トレをしている。スクワット運動は、70キロ 6回x3セットできる。筋トレの運動は、無酸素運動であるので息が切れる事が多い。そんな運動習慣を身に着けていても駅の階段の上がり下りで息が切れる。通常の歩行では早足でも息切れはしない。ウォーキングも10キロ歩いてもちょっと疲れを感じる程度である。その意味で特別な心肺疾患があるとは思っていない。

駅の階段の昇り降りで体験する息切れは老化現象なのだろうか?20歳代の若者と60歳代のシニアでは身体的に違いがあるのは確かである。

気が付かないうちに起きる老化現象

誰もが老人になる。体の老化現象は受け入れるしかない。60歳過ぎの女性が20歳の女性と肉体美を競争しても意味が無い。60歳、70歳、80歳、90歳、100歳になる過程で自分の老後生活が変わって行く。現状維持は出来ない場合がほとんどだ。平均寿命と健康寿命のギャップが10年間ほどある。この10年間は、家族や老人ホームなどの施設で支えられながら不自由な生活をすることになる。

自分の老後がどのような生活になるかの予備知識を持つことは必須! 

私が諦めた老化現象とは

老人になると体の変化で自然に任せるしかない老化現象が出る。朝起きて洗面所で自分の顔を見る。頭の毛が薄くなっている。毛の色がグレーから白髪になっている。目と耳の間辺りに目立つシミが出てくる。頬辺りにシワが現れて皮膚に張りがない。顔は老人の顔に向かっている。

私はいくつかの老化現象を自然に任せることにした。

老化現象は隠せない!

足元が冷たいので夜眠れないという女性向け安全な湯たんぽ

女性は一般的に足冷え症なのだろうか。自宅で冷房を入れると家内は必ず靴下を履き始める。足元が冷たくなるからだという。人によって個人差はあるが、男性には足冷え症はあまりない。

85歳の義母がこの夏に老健施設に入居した。入居後、様子を見に面会に行ったら、しきりに足元が冷たいので自宅にある電気コンロを持ってきてほしいと頼まれた。老健施設の規則で電気コンロなどの電気器具は持ち込めないと言われていた。

介護士さんに相談したら、こんな湯たんぽを紹介してくれた。

老人の免疫力を強化するには筋トレが一番効果的

テレビ番組(東京テレビ:主治医が見つかる診療所)や週刊雑誌(週刊文春)で騒がれているMyo-kine(マイオカイン)という分泌物質がある。運動をした時に分泌される物質で成長ホルモンとして働く一般的に成長ホルモンは、免疫力を高めるアンチエイジング効果を持つ。

マイオカインは、足の筋肉を鍛えて筋肉痛を体験すると骨格筋から分泌されると言われるが、体が新しい筋肉を生成する時に分泌される。特に足の筋肉からの分泌が顕著であると知られている。足の筋肉は体の中で最も大きい筋肉であるからだ。

若者だけでなくシニアも筋トレブームでスポーツジムに通い始めている。その理由として筋肉強化とアンチエイジング効果がある。運動による健康効果は実証されている。老化で衰えてきている免疫力を改善することも知られている。免疫力が強化されると病原菌や病気を防げる。

老後の健康は病院通いではなく、免疫力強化の運動で行うべきである。

両足の指がつる・・・これって老化現象?

私も家内も足の指がつる現象を比較的多く体験している。60歳代になってからなぜか足の指がつる頻度が多くなってきた。家内の知人たちも同じ経験をしているという。足の指がつるのは不定期であるので病気ではないと思う。歳を取ってくると理由の分からない現象が起きる。

ウエブで色々と調べてみるが、病気を説明しているページが多い。しつこく調べたら、高齢者の筋肉が衰えてくる過程で足の筋肉がつる現象が起こりやすいというページ(足がつりやすい人)に出くわした。

老化で足がつりやすくなる!

握力で自分の体力がわかる

60歳を過ぎると健康に目が行き始める。体力低下を肌で感じ始めるからだ。時々、運動イベントで体力測定を無料でやっている。イベントでは体力測定で握力検査をしている。握力がなぜ体力を測定する指標になるのだろうか。

握力は体の他の筋力と相関関係が強く、全身の筋力を表す指標になる。握力が低下しているシニアは脚力の低下や歩行能力の低下の可能性があり、全身の筋力が強いかやや不足しているかを評価するのに1番簡単な方法になる。

60歳代の標準握力は34キロから41キロになる。もし、34キロ以下であれば体の筋力が衰えているということになる。

オムツを履く老人の姿は明日のあなただ!避けられない老化の現実

私の義父は90歳になる。年に2回一泊二日の小旅行に車で連れて行く。彼の悩みは、失禁だ。排尿のコントロールが老化現象で上手く出来なくなってきているようだ。男として失禁は誰にも知られたくない。その心情は同じ男として良く分かる。私はまだ60歳代であるので排泄で問題を抱えていないが、90歳ぐらいまで生きるならば義父と同じ境遇になるのではと想像する。

幼児が排泄を上手くコントロールできないように老人も子供と同じようになる。幸運なのは、昔とは違って便利な使い捨て下着が生まれていることだ。

オムツを履く猿ではなく老人

若く見せたければ筋肉トレーニングで体格を良くする事

何歳になっても若い女性に良い印象を与えたいと思っているシニア男性は多いはず。出来るだけ若く見せたい。そんな思いでファッションを考えたり、カツラを購入したり、ダイエットをしたりしている高齢者が多い。若い女性に格好良く見せたいのであるならば、筋肉の鎧を身につける事だ。 

60歳から70歳以上のシニア男性の体は上半身が貧弱に見える。胸筋が減少して胸板が薄くなる。そのうえ、姿勢が悪くなり背中が丸くなりやすい。見た目は悪い。体が瘦せなくても贅肉が体全体に付く。贅肉で太ると困ることが多くなる。生活習慣病になりやすい。筋肉量が減り、贅肉が増えると体を動かすのが辛くなる。遠出が自分の足で出来なくなる。

贅肉で太った体はカッコ良くない!洋ナシの姿は肥満の人の体形である。若さは体格に出る。逆三角形の体になれば若者と同じレベルになる。シニア男性でも筋トレを続ければ、確実に逆三角形の上半身を手に入れられる。60歳代、70歳代のシニア男性の姿は痩せた上半身と贅肉で太った下半身である。

上半身が逆三角形の体格になれば、若返ったシニア男性に成れる。筋トレをしないで年老いて行くシニア男性の体は決して逆三角形の体形ではない。街中を歩いている60歳、70歳代のシニア男性の体を見ればそれが分かる。こんな英語の表現がある。

Get in shape(筋トレで体格を良くする)

Keep in shape(良くなった体格を維持する)

Change your body and change your life(体が変わると人生も変わる)

筋トレを続けて自分の人生を良い人生に変えた若者やシニアが大勢いる。その最大の恩恵は健康である。シニア男性ならば、健康と若返りである。健康と若返りはお金では買えない。筋トレはこの2つを叶える。

健康を意識している人:シニアは何をして健康を維持しているのか?

自分の体は自動車と似ている。新車が30年、60年も動いているならば、何らかのメンテがなされていないと動き続けない。私達の体も同じなのだが、幸運にも生物には自然治癒力、自己再生力、免疫力があるため自動車のように部品を取り替えるようなことはない。自分の体を丁寧に使う生活習慣が有れば、長生きができる。

筋トレで若返るシニア

70歳過ぎから筋トレをしても筋肉は増えないと信じ込んでいるシニアがいるが、それは嘘である。高齢者の体に筋肉の鎧をつけさせるには3つの要素が必須になる。

  1. タンパク質の多い食事と栄養バランスの良い食事
  2. 定期的(週2回)な筋トレ、特に足腰の筋肉を中心に
  3. 十分な睡眠で疲れを取り、水分を多く取り血液の流れを良くする

上記の写真のように70歳のシニア男性でも生活習慣を変えることで若々しい体を手に入れられる。

60歳になると身体の老化を感じ始める、どうしたら良いのか?

女性だけでなく男性も身体に違和感を覚える時が多くなる。今までと同じ生活をしているのに関節や筋が痛く感じる時がある。階段を降りる時に膝にちょっとした痛みを感じる時もある。顔には、気が付かない間にシミが沢山出てきている。女性は、男性よりも身体の老化に敏感になる。60歳を過ぎると体にちょっとした変化が生まれてきていることに気が付く。

体の機能の老化だけではなく体の筋肉の衰えが顕著になる。老人は動きが鈍くなる。その原因が筋肉の衰えと損失である。シニアの筋肉は使わないとどんどん失われる。筋肉を維持する、増やすには筋トレを始めるのが一番効果的である。

転倒して怪我をしないための腕立て伏せ運動

大人になって、シニアになって腕立て伏せをしたことがあるだろうか。多くの人は、運動するという目的以外に腕立て伏せをする人はいない。腕立て伏せは、シニアにとって転倒時に怪我を防止する運動である。転倒する高齢者は腕で倒れるのを防ごうとする。防ごうとするが腕の力、押す力が足りないために地面に叩きのめされる

腕と手のひらで前方に倒れるのを防ごうとするのだが、力が足りないため顔を地面にぶつけてしまう。倒れ方が悪いと腕を骨折してしまう。私、67歳、も歩いている時につまずく。つまずいて前方に倒れそうになる。この時、体に筋力があると転倒を防げたり、倒れても怪我をしなかったりする。

足の筋力、腕の筋力、腹筋と背筋が強いとつまずいた体のバランスを上手く元に戻せる。前方に倒れそうになった時に前足の筋力が強ければ倒れるのを防げる。腕の筋力が強ければ、倒れた時に腕で地面にぶつからないように体を支えられる。

老人は転倒してベッド生活になると普通の生活に戻れなくなるリスクが高い。ベッド生活で足の筋肉が急激に衰えてしまう。リハビリを一生懸命やらないと自分の足で歩けなくなる。多くの老人は自宅介護から老健施設に移り、最終的に老人ホーム行きになる。転倒しても怪我をしないように腕と足の筋力を鍛えないと不自由な生活の入り口に立つことになる。

60歳以降の医療保険と生命保険は無駄、保険外交員やTVのCMの誘いに騙されないこと

朝日新聞の広告記事や投げ込みチラシを見るとやたらといろいろな保険会社が争うように安さを売りにして生命保険や医療保険の勧誘宣伝をしている。60歳前までの生命保険では死亡保険金額が3000万円であった同じ保険が60歳以降には300万円に下がっている。これは何を意味しているのか?

60歳以降に生命保険や医療保険契約すると確実に損をする。例えば、ライフネット生命保険で60歳、10年間の保険期間、死亡保険金1000万円;10年間の支払い合計金額が1,168,800円になる。70歳になるまでに死亡すればお得な保険になるが、平均寿命が82歳の今、1,168,800円を掛け捨てになる確率が非常に高い。

70歳からまた10年間掛け捨て契約をすると支払い合計金額が3,100,080円になる。平均寿命に達していない年齢であるため、生きている可能性が高い。従って、60歳から80歳まで生命保険を続けると約420万円ぐらいの損が生まれる。

保険会社の商品は確率で会社が儲かるように作られている。還暦を過ぎたら、子どもたちは独立した生活を送っている。残るのは伴侶のみになる。伴侶のための生活費を生命保険に託すのは本当に賢いことなのだろうか。

60歳を過ぎてからは生命保険はいらない、無駄である

関節痛なのか、筋肉の筋を痛めたのか、老化で耐久力が落ちたのか?

この1年間週1回から2回程度の頻度でスポーツセンターや公園で懸垂をしている。懸垂の運動を始めた頃は必ず肩と腕の筋肉の筋に痛みを感じた。この痛みは1週間ほどで自然治癒する。若い頃は筋から来る痛みはほとんどなかった。むしろ、筋肉痛だった。懸垂から来る筋肉痛は脇下にある筋肉や腕。筋が痛いとは痛みの部位が違う。

1ヶ月前に喉風邪を引いて3週間ほど筋トレができなかった。その後すぐに九州旅行を予定していたので1ヶ月間スポーツジムに行って筋トレができなかった。1ヶ月間のブランクで体の筋肉と筋力が衰えた。こんな状態で筋トレを再開すると必ず筋肉痛が起きる。この筋肉痛も何回か筋トレをする回数を増やせば自然と発症しなくなる。体が筋トレの負荷に慣れてくるからだ。

筋トレを初めてやるシニアは3つの障害を受けるかもしれない。

  1. 筋肉痛
  2. 関節痛
  3. 筋の痛み

体の筋肉が筋トレによる負荷に慣れていないために起きる。若者は筋肉痛だけである。シニアはそれに2つ加わる。老化は日頃使っていない筋肉にも現れる。