体の若さと年齢は風貌とおしゃべりに出る

義父の家の向かいに住む隣人に初めて会った。いつも、義父の家の周りを掃除してくれているご婦人だ。第一印象は70歳代前半のご婦人という感じがした。話をしているうちに年齢が83歳とわかった。とても83歳のご婦人に見えなかった。動きが機敏で表情が豊かな方だ。典型的な老人という感じを与えていない。特別に運動もしていないようだ。

彼女が言うには親からの贈り物が「健康で頑丈な体」だそうだ。本当に若さは人それぞれだ。生まれ持った生命力、体を鍛えて若返りしたシニア、枯れていく老人、病気で病院通いしている老人、本当に色々な老人がいる。

今から筋トレを始めるシニア:注意する事3つ

60歳、70歳過ぎになると体の動きが鈍くなり体力不足を感じるようになる。駅の階段を上がり上がった後の息切れなどは典型的だ。階段も上がれる階数が少なくなり、エレベーターやエスカレーターに直ぐに乗ってしまう。そんな体力低下を自覚するのが60歳を過ぎた頃からだ。人によっては、40歳、50歳頃の人もいるが多くは60歳以降である。体は確実に老化に向かっている。

最近、「筋肉貯金」と言う言葉がテレビなどで使われる。「筋肉貯金」とは、筋肉を鍛え続けると老化で筋肉が失われるスピードを遅く出来る貯金である。筋肉は年齢に関係なく鍛え続けると成長する。60歳以降の筋肉を失っていく老人でも筋肉を鍛えれば、失った筋肉を取り戻し成長させる事が出来る。

スクワットはシニアの足を鍛える運動

60歳過ぎて定期的な筋トレをやらないと確実に知らないうちに下半身、上半身の大きい筋肉が失われて行く。その現象に気が付く年齢が、70歳代に入ってからだ。その時に慌てて筋トレをやり始めるシニアが多い。そんなシニアのために「筋肉貯金」の貯め方で注意する事を3つ教えたい。

特定保健指導の動機づけ支援案内書が届いて驚いた!

メタボリックシンドロームとは、内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病態を指します。 単に腹囲が大きいだけでは、メタボリックシンドロームにはあてはまりません。(引用先 Eヘルスネット 厚生労働省

特定保健指導の動機づけ支援案内書はメタボリックシンドローム予備軍の対象者に送られる。対象者は腹囲とBMIで内臓脂肪蓄積のリスクで判定される。判定基準の詳細はこちらのPDF資料で説明されている。横浜市国民健康保険では、内臓脂肪の蓄積に起因する高血圧症、脂質異常症、糖尿病等の生活習慣病をみつけ、生活習慣の改善、病気の予防を目的とする「特定健康診査」を無料で実施している。私は毎年この無料サービスを利用して健康診断を受けている。

その健康診断で腹囲が基準値よりも85cm以上(86cmで1センチオーバー)と空腹時血糖100mg/dl以上(101mg/dlで1mg/dlオーバー)であったため、特定保健指導の動機づけ支援案内書が送られてきた。自分自身はメタボリックシンドロームの予備軍ではないと自覚しているため驚いた。確かに60歳を過ぎると体を積極的に動かす活動が減るために肥満になるシニアがいる。

でも、既に生活習慣病対策をしている人にとってこの案内は余計なお世話になる。この案内書が届いたからと言って義務的に受診しなければならないということはない。必要と思う人だけが利用すれば良いだけである。少なくとも私はその必要がないと思っている。

67歳のシニア、脂肪を燃焼しながら体力をアップする全身運動バーピージャンプに挑戦

Burpees(バーピーズ)という全身運動がある。こんな運動だ。余分な脂肪を燃焼させる効果が高い。持久力+ダイエット向きだ。

burpees

私は、この運動を1セット13回 x 6セット 週2回筋トレの項目として半年間やり続けている。一言で「1セット13回やると確実に息が切れて苦しくなる!」全身運動である。運動習慣のない60歳代のシニアは基礎体力をアップしてから挑戦したほうが良い。

私がこの全身運動をやり始めた理由は、体についている余分な脂肪を燃焼させて体の動きを良くするためである。

なぜ、老人は汚くなり、臭くなるのか?夏のTシャツやポロシャツは汗臭い

60歳を迎えると自分が年寄りになったと意識し始める。ちょうど、定年退職という人生のイベントも起きる。日本の社会は、60歳を迎えたあなたを魅力的な労働者として見なくなる。自己意識、社会からの視点、そして、肉体の3つがあなたは老人に成って行くと伝えている。

加齢臭は、40歳代後半から出始める。自分でその匂いを感じる事が出来ないだけに気が付かない。電車の中で空いた席に座ると横に座っていた若い女性が立ち上がって離れて行く。または、別の空いている席に移動する。なぜ、そんな行動をするのか分からなかった。失礼だなあと思いながら理由が分からないまま50歳後半になった。

家内から加齢臭が強いよと言われた。そこで初めて電車の中で席を離れて行く若い女性の理由が分かった。私の体が出す「加齢臭」が原因だと。

夏になるとTシャツやポロシャツを着るのだが、加齢臭に加えて汗の匂いが強く着ているTシャツやポロシャツに移る。電車の中で隣りに座っている若い女性が席を立つ現象が起きやすい。私の汗臭さと加齢臭の合体臭が原因かも。老人になるに従って体が朽ちてくる。臭いが出やすい人は対策をする必要がある。今年の夏はこんな対策をした!効果があった。

70歳過ぎのシニアが基礎代謝と免疫力を上げるには何をすれば良いのか?

60歳を過ぎると多くのシニアが、体が老いて来ていることに気づく。以前よりも疲れやすくなったり、階段の上り下りで息が切れたりすることが頻繁になる。確かに60歳から老化が激しくなると聞いたことがある。免疫力の低下から風邪を引きやすくなったり、夜寝ている時に足が吊り始めたり、体の一部の筋肉が知らないうちに痛く感じ始めたり、今まで問題なかった部位に問題を感じ始める。

老化という避けることが出来ない変化が60歳を過ぎると襲ってくる。これが、70歳、80歳になるともっと酷くなる。健康を維持する努力が意志を持ってやらないと老後の生活は苦しくなる。70歳過ぎになって身体の老化が耐えられなくなり、慌てても直ぐには元に戻らない。そんな事実を60歳代に知って真剣に考えていれば、慌てることもない。

高齢者は、自分の体の健康を年齢とともに意識し始めるのだが、その時は何らかの体の不調を感じ始めた後の場合が多い。

シニアの加齢臭で悩んでいるならば?

65歳のシニアの悩みは、長年戦い続けている「加齢臭」問題である。加齢臭対策として食事療法、薬用ソープ、香水、薬用ボディーシートなどを試してきた。どれも満足が行く効果を体感していなかった。

この1年間は、2つの製品で加齢臭予防をしてきた。

  1. デオナチュレ 男さらさらクリーム(加齢臭が出やすい腰や背中)
  2. バイオコアデオドラント ボディペーパー 無香性(体全体)

この2つの製品を用途別に使い分けていた。それなりに効果はあるのだが簡単に1回で加齢臭予防ができない点が面倒である。

最近、デオウ薬用クレンジングウォッシュというロート薬品製造のボディーソープを試してみた。夜お風呂で使うだけで翌日から加齢臭がピタット止まった。今は、デオウ薬用クレンジングウォッシュで嫌な加齢臭予防をしている。

 

ランチ後の睡魔をどうすれば良いのか?

60歳を過ぎた頃からランチを食べた後に睡魔が襲ってくる回数が増えてきた。会社員の頃も午後1時頃から2時頃に眠くなったがこれほどではなかった。一般的に昼寝は体に良いと言われる。15分から20分ぐらいの昼寝だ。私も睡魔が襲ってきたら仮眠ができる場所を探して起きる時間を決めて目を閉じる。 

肉体的な疲れから眠くなる感じではなく、脳の疲労からくる疲れのように感じる。15分後に目覚めると何とも言えないすっきり感を味わうからだ。誰もこの現象をうまく説明することが出来ない。皆、このような理由ではないかという説明が多い。

70歳、免疫力低下で病気になるのをどう防ぐべきか?

先月中旬、私が住んでいる集合住宅の知人が突然、心筋梗塞で倒れた。夜中の2時頃、トイレの中で意識を失って倒れていたという。78歳だったそうだ。男性の平均寿命は、80歳ぐらいだから50%ぐらいの男性は、80歳まで生きられないということになる。70歳を超えると免疫力が急激に落ちてきて色々な病気が発症しやすくなる。

免疫力低下は60歳を過ぎた頃から顕著になる。60歳代のシニアは、免疫力の衰えを防ぐ努力をする必要がある。何もしないと70歳代に深刻な健康障害で80歳まで生きられないかもしれない。

70歳の老後を楽しみたいならば、肉体を楽させない事

60歳以上のシニアは下記の事実を頭に叩き込んで置く事である。そして、直ぐに自分なりのアクションを取ることが重要になる。

シニアの体は、加齢とともに体を活発に動かす事が減少し、それが食事の量に影響する。生命エネルギーの糧になる食事が細くなると体を動かす筋肉の生成も減少し、筋肉を失い始める。筋肉を失い始めると新陳代謝も減少し始めて肉体が知らないうちに枯れて行く。

シニアは老いて来る肉体が「楽をしろ、しろ!」を命じている。階段で上がるよりもエスカレーターやエレベータを使う。短い距離なのに歩かないで自動車に乗る。便利な文明の利器がシニアの肉体を楽にさせてしまう。

ある上場企業の新入社員が、体を鍛えるために自分の部署がある8階フロアーまで階段を上がっていた。階段を上がる時に必ず一緒になるシニアの社員に出会うという。そのシニアは、後で知る事になるが、その会社の社長であったという。

社長は体力を維持するために階段の上り下りで足腰を鍛えていた。多くの会社社長は体を快適にする環境を提供される。社長専用のエレベーター、お抱え運転手、秘書など。健康意識が強い社長は自分の肉体を鍛え始める。スポーツジムに通う時間を仕事のスケジュールの中に強制的に追加している。社長業は、体力勝負だからである。

70歳を過ぎて体が痩せて来たと思ったら何をすべきか?

デパートのエスカレータに乗る老人たちを見ていると時々驚く風貌を見かける。老人は一般的に体が痩せてくる。痩せてくる部分の殆どが体の筋肉である。私が見たエスカレーターに乗っている老人は、肩から肘にかけての腕が骨と皮しかないように細かった。

75歳過ぎの老人に見えた。後ろ姿も細い。体から筋肉が消え始めると体の体型が骨と皮だけになり姿勢も歪んでくる。人間の体型は、骨と筋肉でバランスを取っている。筋肉を失い始めるとバランスを崩し始め、猫背になったり、腰を曲げた状態になったりする。

着ている洋服がぶかぶか。腕の細さが目立つ。骨に皮が垂れてついているよう。皮だけで肉がない感じ。これが老人の姿なのだろうか。枯れ細った老人は、強い風が吹けばよろよろとなる。そんな老人になりたくないと思うのは私だけではないはず。

体型と姿勢だけでも改善できると若い印象を周りに人に与える。体型と姿勢を良くするには、筋トレを定期的にすることである。単純な事で枯れ細る体を筋肉で若々しい体に変える事が出来る。70歳を過ぎて体重が減り、体が細くなったと感じたら直ぐにでも筋トレを始める事を検討すべきである。

69歳の私が筋トレを継続する理由、筋トレに生きがいと若返りを見出す

シニアがスポーツジムで筋トレを始める時の動機は、こんな理由が多い。 

  1. 健康診断で筋トレを勧められる
  2. 痴ほう症予防で筋トレを始める
  3. 足と体幹を鍛えてロコモと姿勢対策をする
  4. 体重を減らす、または、増やす
  5. アンチエイジング対策で筋トレを始める

私が筋トレを始めたのは米国の大学で筋トレのクラスを履修した時である。米国人の体格は筋トレのお陰で良い。日本人の私の体は見栄えが良くなかった。肉体改造を狙って筋トレのクラスを履修した。このクラスで筋トレの基礎を学び、私の筋トレが始まった。私の筋トレの歴史は長いのだが、月に2回か3回ぐらいの頻度であった。

単純に自分の体格を良くしたいという動機であった。9年前に還暦を迎えて老化現象を意識し始めた。60歳を契機に筋肉を使わないと急激に筋肉量が減って行くという事を知った。

椅子に座って片足だけで立ち上がるテストをした。普通の筋力の持ち主ならば、片足で立ち上がれる。私は、9年前、片足で椅子から立ち上がれなかった。これがショックであった。定年退職後の生活で見過ごされるのが、定期的な運動をやらないこと。会社に通勤している時は自然と体の筋肉を使っていた。無職になったシニアは通勤で使う運動量がなくなる。特に脚力が失いやすい。

老後の生活はお金よりも体力と健康である。体力と健康が維持できれば、老人ホームに入る時期を遅らせる。その分、お金を貯める必要がない。医療費を抑えたければ、健康を維持する生活習慣を身につけること。筋トレはそれを助ける。69歳の今、週2回スポーツジムに通い毎回2時間ぐらい筋トレをしている。その効果は大きい。

私が得た筋トレメリット

  1. 見た目が変わるほど体格が逆三角形になる
  2. 10キロ歩いても大丈夫な脚力
  3. 栄養バランス(タンパク質の多い料理)を気にしながら食事をする習慣
  4. 風邪を引かない
  5. 男性ホルモン(テストステロン)の増加;勃起と射精ができる

一般的な69歳の男性と比較して一目で体格の違いが見て取れ、体格の良さから若さが現れる。

筋力低下、認知機能低下、性欲減退、骨粗しょう症、うつ病で悩むシニア男性に必要なものは?

シニア男性におけるテストステロンの低下は、以下の症状を引き起こす可能性がある。

  • 筋力低下
  • 骨粗しょう症
  • 性欲減退
  • うつ症状
  • 認知機能の低下

Testosterone テストステロンは老いるに従って分泌が低下していく。その代表的な現象が筋肉量の減少や性欲減退である。テストステロンは男性の性ホルモンの一種であり、筋力、骨密度、精子生成、性欲、気分などに影響を与える。68歳である私も精子生成面でテストステロンの低下を経験している。マスタベーションで射精をする量が減少している。

テストステロンの分泌量を自然に増やすためには何をしたら良いかを調べてみた。出来るだけ健康的な方法で増やしたほうが副作用がない。薬やサプリメントに依存すると副作用を注意しなければならなくなる。それが嫌なので自然な方法で増やすことにしている。

体の関節周辺の筋が痛いのはなぜ?

65歳になってから体の幾つかの部位で関節炎らしい症状が出てきている。今までは、こんな症状は起きていなかった。

  1. 親指の付け根と小指の第一関節に炎症がある
  2. 左腕肘関節の筋が伸ばすとき痛い
  3. 右膝関節を曲げる時に筋が引っ張られる
  4. 踵の関節が固くなった感じ

私の勘では、この症状のうち2から4は確実に老化であると思う。1の指の関節炎は、特に親指は重いベンチプレスのバーベルを上げた時に痛めたと思っている。

体の筋肉は、45歳頃から弾力性が衰えてくると聞いた。65歳の私の体は、若い頃と比べて硬くなっているのは確かだ。