毎週一度は、夫婦のどちらかが老健施設で足のリハビリをしている義母に会いに行く。義母の足のリハビリは、順調に進んでいる。あとは時間の問題で自分の足で普通の生活が出来るようになるかだけだ。そこまでの脚力を回復させるには今以上のリハビリが必要だと感じている。
それに、気になることは初期の認知症が表面化していることだ。通常の老人が老化で始まるボケなのか、認知症なのかはっきりしない。明らかに認知症だと思う日と全く普通の状態である日があるからだ。認知症のまだら状態というのだろうか。
老健施設は、原則、3ヶ月以上は入居できないのだが場所によって9ヶ月以上も滞在できる。今の老健施設はその部類に入るのではないかと感じている。義母のリハビリが改善されて自分の体力に自信を持ち始めれば、毎年の介護認定で要介護3から2になるかもしれない。
そうなると老健施設を卒業することになる。別途、有料老人ホームを探して入居するしかない。自宅は94歳の義父が一人で頑張って生活をしている。とても、義母の世話は出来ないし、私達夫婦も一緒に生活が出来ない。今はコロナ禍で面会も出来ない。既に9ヶ月以上今の老健施設にお世話になっている。
老健施設は場所によって良し悪しが次第に分かってくる。今の老健施設は義母のニーズに合っている。外の世界へのアクセスは出来ないが、老健施設内でお友達が沢山出来ているのでお喋りで楽しい日々を送っている。老人たちの住む老健施設や老人ホームは別世界である。それが外の世界から見ると肌で感じる。