いつも感じる事がある。横浜の街中を歩いていると多くの老人たちを見かける。ほとんどが、70歳以上の方々のようだ。その印象は、痩せ細っている体から来る。全員が痩せた体つきとは言えないが、力強さは感じない。老人になると自然に体が痩せてくるのだろうか?
素朴な疑問である。私自身、69歳のシニアだが10年後、20年後には痩せ細ってしまうのだろうか。私は週2回から3回スポーツジムで筋トレをやっている。お腹の周りに皮下と内臓脂肪があるためかスッキリした感じがない。おへその周辺が贅肉でちょっと膨らんでいる。
60歳、70歳でダイエットをしたいと思っている老人たちも多い。私の知人で75歳ぐらいの男性は誰が見ても超肥満体である。自分の体が重くて歩いては一休みである。体全体が痩せていく傾向はないが、体の中の筋肉が確実に痩せていっているのが分かる。
老人で痩せている人も太っている人も共通している老化現象は「体の筋肉が失われていっている!」ということである。体から筋肉が失っていくと姿勢が悪くなり、猫背で歩く老人が増える。筋肉の量があるポイントを超えて減ると歩行障害が始まる。動物は歩けなくなったら死ぬ。獲物を捕らえることができなくなり餓死する。
人間も死ぬまでの時間差はあるが死のリスクを高める。老後の競争はどれだけ長く健康寿命を伸ばせるかである。健康寿命を伸ばすには身体の筋肉量を増やすこと。筋肉量を増やすには体の筋肉を活発に使う生活習慣を身につけることである。
シニアにとって定期的な運動は必須である。高齢者の身体ほど動かさないと錆びてくる。身体に楽な生活は健康寿命を短くさせる。筋肉を使わない生活になるからだ。身体から筋肉を失うと身体が枯れていく。太っていても筋肉は増えていないで減ってきている。贅肉だけが増えて身体を重くする。少ない筋肉量で重い体は動かせない。
筋肉量を増やすことが老後の生活を快適にする。