健康の個人差は歳を重ねるほど開くのはなぜ?

健康を維持するには、食生活と生活習慣、そして、その人の運命が影響すると私は感じている。寿命という運命は、その人独自ものである。何をしても運命にはかなわない。運命という要素を除けば、自分の意志と行動で健康を維持できる。例えば、80歳の老人が二人いる。一人は、杖を使わないでも普通に歩ける足を持っている。もう一人は、杖がないと歩けない足である。

この違いは、足の筋肉をどれほど鍛えてきているかの違いだ。足を意識して鍛える生活習慣があるか、ないかである。

生活習慣に加えて食習慣も重要だ!

老人の体の動きを機敏にする方法とは?

老人は一般的に動作が鈍く遅くなる傾向がある。体の自由度と感覚が悪くなって来るからだ。とっさの動作についていけない。その理由は、視覚能力が衰えて、体を動かす筋力も失っているからである。

機敏に動ける老人と動けない老人の個人差は大きい。日常生活習慣でこの差が生まれる。仕事をしている老人は、色々な刺激を外部から受けてそれに体が対応している。体は環境に適応するようになっている。動きをあまり伴わない、刺激が少ない環境で生活をしている老人は、機敏に動く必要性が実生活で生まれて来ない。

仕事から離れた生活をしているシニアは定期的に体を動かして筋肉や関節を鍛える必要が出てくる。筋肉も関節も使わないと機能が低下してくるからだ。老化だから仕方がないと思っているシニアは間違っている。仕事で趣味でボランティアでいつも体を動かしているシニアは動きが良い。

筋肉は年齢に関係なく鍛えれば育つ。関節も動かし続ければなめらかな動きになる。体は生活習慣に適応するからである。

高齢者が自動車の運転で不安を感じたらやるべき3つの事

高齢者ドライバーの自動車事故が増えてきている。目立つのは、70歳代や80歳代の老人による自動車事故だ。アクセルとブレーキの踏み違いやセンターラインオーバーによる正面衝突などが多い。運転感覚が知らないうちに鈍くなってきていることを自覚していないで自動車を運転している老人が多い。自覚をしていても自動車の運転を止められない事情がある老人も多い。

60歳代の私でも自動車を運転する時は、3つの事を意識して運転している。

シニアの危機管理:自動車は動く武器である

流通や外食業界は65歳以上のパートやアルバイト従業員を雇い始めた!

こんな記事が日刊工業新聞のNewswitchサイトで見つけた

流通や外食業界で、パートやアルバイト従業員の年齢制限延長が相次いでいる。マルエツはパートやアルバイト従業員を70歳を超えても雇用を継続する。ヤオコーもパート従業員定年を65歳から70歳に延長、すかいらーくも同様に70歳までの延長制度を導入した。深刻な人手不足解消と、意欲のある高齢者に働く機会を提供する。

流通や外食業界は高齢者の雇用先になる時代に向かっている!

シニアの経験、知恵、気付きを知的サービスにする

変化が激しい時代は、手元にどれだけ使える現金があるかだ・・・と戦後の日本では言われている。現代は、手元にお金を作り出すスキルが自分にどれだけあるかだ。年齢や性別に関係なく。

100年ライフの時代に向かっている時代では働く人生年数が増える。働き続ける=生きて行くための生活費を稼ぐに繋がる。高齢者の数が増加するに従い年金に頼る生活が成り立たなくなる。貧乏人ほど生活費が足りなくなる。全体的な傾向として庶民大半が働き続けなければ自動的に生きて行けない時代に突入する。

多くのシニアが70歳を過ぎると働くことを辞める。自由な時間を好きなことをして暮らしたいと思って仕事から離れるのだが、半年も過ぎれば「暇、暇、暇で毎日が日曜日」になる。自由になる時間が有り過ぎる現実に驚く。暇な時間をお金に変えることができないかを考え始める。

長生きはシニアに人生キャリアの変身を要求する(変化に適応できるシニアになる)

長生きをする老人が増えている。私のような60歳代の人間は、10年ぐらい若返っている。私の両親の世代の60歳代と私では若さが10年ぐらい違うのだ。その違いは、健康予防の意識と定期的な人間ドックで健康状態をモニターできているからだ。医学の進歩と食生活の向上で世代ごとに寿命が延びている。

長生きは、健康寿命をどれだけ伸ばせるかによる。健康寿命の上で新しいシニア生活を考える必要がある。

60歳から65歳までは宙ぶらりんの期間、それが70歳まで伸びる

シニアは忘年会や懇親会後早く自宅に帰る、何故か?

11月になって忘年会のスケジュールが気になり始めた。11月の中旬ごろから忘年会を開催する居酒屋の予約が増える。私が毎月参加している経営サロンという勉強会では、毎月の定例会後に懇親会を居酒屋で開く。いつも、勉強会は午後17時から始まり18時30頃に終わる。そして、すぐに予約してある居酒屋に直行する。

懇親会は、3000円で飲み放題コース。時間制限が2時間だ。そのため、懇親会は、20時30分から21時で終わる。二次会に行く人はいない。なぜならば、殆どのメンバーが65歳以上だからだ。

シニアは夜遊びをしない?

委託検針員の仕事月額8万円から18万円稼げる:シニアでも出来るだろうか?

仕事に出かける朝の時間帯に小型の機器を持って電気メーターを調査しているおばさんを見かける。電気料金のレシートを郵便箱に入れているのを見た。ああ、あれが委託検針員か。委託検針員は、電気、ガス、水道の3つがある。委託検針員は、それぞれの会社や公共機関からの委託業務として個人事業主が行っている

見るからにして簡単な仕事のように見えるのだが・・・

委託検針員の仕事をシニアが出来るだろうか?

地震が発生したら高層階に住んでいる高齢者をどう避難させるのか?

11月13日に集合住宅の自治会と管理組合主催の防災訓練がある。これまで何度か防災訓練を受けてきたが気になることが一つある。高層階に住んでいる高齢者は足腰が弱い。逃げるのが遅い。私の住むマンションは10階まであるが、10階で生活している高齢者たちを助ける必要がある。

エレベーターは使えないので階段を使って足腰の弱い高齢者を避難場所まで連れて行くことになる。

足腰が弱い高齢者を階段で下せるか?

親孝行が出来るうちに時間とお金を使う意味

自分のためにお金を使う時と家族のために使う時に自分の価値観が見えてくる。若い時に使うお金と高齢者になった時に使うお金でも価値が違う。高齢者はお金を使える時間が若者と比較して短い。お金を使って満足を感じられる上限が年齢にある。普通の生活が出来ている高齢者ならば、お金は使っただけの対価が生まれる。

健康を害したら、満足が行くお金の使い方に制限が加わる。老化や病気はお金だけで治せない。お金を使って楽しめる体があるうちにお金を使う。そのタイミングを逃さないでお金を使うのが老後の生活で求められる。

kenko