65歳になって会社勤めが終わった人が多いと思う。65歳以降の生活をどのようにしたら良いか悩んでいるのではないか。私の周りにもそんな65歳シニアがいる。走るべき線路が目の前に作られていない。自分で線路を作って走らねばならない時期になった。頭ではその時が来るのが分かっているのだが、何も準備出来ていなかった65歳のシニアが多い。
再就職先を探す、パートやアルバイト先を探す、NPO団体を探すなど選択肢はあるのだが、気が進まない。そんなシニアがいる。私は自営業を営んでいる65歳だが、もう二度と組織の中で仕事をする気持ちになれない。一度自由な空気を味わうと制約が多い他人の組織に魅力を感じなくなる。
女性の魅力は年齢に関係なくある。私が35歳頃、電車の中にいた親子ずれ(母親と娘)が私の前に立っていた。母親は50歳代、娘は20歳代。私は、なぜか、母親の魅力に惹かれてしまった。本来ならば、若い娘に目が行くのだが。娘も綺麗なのだが、女の魅力というか、母親の大人の魅力というか、理解できない本能で母親に目が行ってしまった。
年齢に関係なく綺麗な女性はいる。高齢女性が肉体的な美を維持しようとしているが、無理がある。整形を何度もやっても若さは肉体に戻ってこない。肉体的な魅力は年齢とともに消えて行く。高齢女性の美と魅力は外面よりも内面にある。その人のキャラクターというか、個性、性格、生まれ育った品性にある。
一緒にいると何故か楽しくなり、笑いが増える女性は周りの人が自然と集まってくる。それが大人にない子どものような内面的な可愛さかもしれない。このシニア女性とおしゃべりをすると必ず笑いが生まれる。そんな女性は自然と会う人に笑いという魅力を与えている。
子どものような性格をしたシニア女性の魅力は仕草が可愛い。言葉だけでなく、行動も子供っぽくなる。それが自然な形で現れるので引き込まれてしまう。それが魅力である。普通のシニア女性には見られない魅力になる。
言動や行動が子供っぽい大人の女性に一度巡り合うと肉体的な魅力以上に精神面的な魅力に引き込まれる。
"Happiness is a perfume you can not pour on others without getting a few drops on yourself."
幸福は香水のごときものである。人に振りかけると自分に必ずかかる。
米国の思想家・詩人のラルフ・ウォルドー・エマーソン(Ralph Waldo Emerson)の言葉である。私はこの言葉が大好きだ。
幸福は香水のごときモノ
61歳になって健康に問題がなく普通の生活が送れている今が一番幸せなのかもしれない。私達の体は、60歳を境に下り坂になるようだ。友人知人は次第に話題が健康と病気に移っていく。誰もが老化による体の異変に気が付き始めた。
病院に行くのが一番嫌だ!
64歳は老人か?少なくとも老人になる入り口に立っている。体が衰えて来ているのが肌で感じるからだ。
誰もが老人になって行く。1年が過ぎ、また、1年が過ぎて知らないうちに若者が老人になっていく。44年前は20歳であった私がもう64歳だ。心は20歳なのだが、体は64歳に成っている。黒くフサフサしていた髪の毛も今では薄く白髪とグレー色である。朝起きた時に鏡に写る自分の顔を見て夢を見ているかのように感じる。
老化は誰にでもやってくるが抵抗する方法がある!
今までお金が保険であるという考え方がなかった。昨日、TUTAYAでスターバックスのコーヒーを飲みながら一冊の本を読んでいた。99歳のトルコ人男性のビジネス人生を孫に語りかけている本だ。その中で「お金は人生の保険である」と語らえていた。なぜか、この言葉が新鮮に聞こえた。
今まで生命保険と掛け捨ての医療保険(がん保険)に入っていた。60歳になった時にすべての保険契約を解約した。その理由は支払い金額に対して保険で支払われる金額が60歳を境に凄く低く抑えられるからだ。生命保険の支払額が3000万円から300万円に下がったりする。
つまり、60歳を過ぎたシニアは保険の対象にならないと言っている。保険会社にとって他界するリスクが高くなるので儲かるお客でなくなる。
保険は一体何のためにあるのだろうか。本当に必要なのだろうか。日本人は欧米人と比べて生命保険加入率が高く儲けやすいお客になっている。英国人の生命保険加入率は2015年で38%に対し日本は80%と言われる。
60歳代のシニアで余った時間をお金に変えたいという人がいると思う。大きなお金を稼ぐには特別な才能が必要だが、小銭を稼ぐぐらいならば誰にでも出来る方法がある。但し、インターネットで情報発信をするという作業が必須になる。自分専用のブログサイトを所有して自分が提供する情報を読んでくれる人を集めることが大前提になる。
またはもっと現実的に自分の労働力を「時間で売るアルバイト」をする。ファストフード店のマクドナルドは積極的にシニア労働者を雇用している。ちょっとした小遣い稼ぎになることは確かである。暇で何をして良いか分からないシニア男性ならば、何も考えずにマクドナルドでのアルバイトを体験してみてはどうか。新しい刺激を味わえる。
暇な時間を広告収益で稼ぐ
60歳の声を聞いてなぜか、寝るのが早くなっているのに気がつく。61歳の今、夜10時30分頃から11時頃に寝床に付く。仕事の影響か、老化か分からないが目が辛くて開いていられない。目が辛いのは、8時間以上パソコンの画面を見ているからだと思う。意識して目ばたきをしないとドライアイで目が辛くなる。これが原因ではと思うのだが、体も疲れている。
目の疲れ、関節の痛み、老人性イボ、シミ、体の老化現象が進む
「人生の最期に残したい事」をテーマにしたNHKスペシャル「人生の終い方」を見た人は、自分の人生の終い方をきっと考えたことだろう。人生の最期に何をするか? 誰に何を遺すか? つまり人生の“終い方”をどうするか。
60歳代、70歳代、80歳代、90歳代と年齢の段階がある。平均寿命は82歳。80歳まで生きられるとしたら、何をしたいかだ。何を残すと言っても残したものが残った伴侶や家族に喜ばれるものであるかどうか疑問が残る。
家内の父親は96歳になろうとしている。あと4年で100歳になれる。既に老人ホームに入居して終の棲家での生活を送っている。彼からは特別に何かを私達に残したいという話はない。あとの処理はよろしくということだけである。