シニアの生き方:NHKスペシャル「人生の終い方」を見て

「人生の最期に残したい事」をテーマにしたNHKスペシャル「人生の終い方」を見た人は、自分の人生の終い方をきっと考えたことだろう。人生の最期に何をするか? 誰に何を遺すか? つまり人生の“終い方”をどうするか。

60歳代、70歳代、80歳代、90歳代と年齢の段階がある。平均寿命は82歳。80歳まで生きられるとしたら、何をしたいかだ。何を残すと言っても残したものが残った伴侶や家族に喜ばれるものであるかどうか疑問が残る。

家内の父親は96歳になろうとしている。あと4年で100歳になれる。既に老人ホームに入居して終の棲家での生活を送っている。彼からは特別に何かを私達に残したいという話はない。あとの処理はよろしくということだけである。

90歳になる義父の姿を長男の披露宴で見て

90歳になる家内の父親と母親が長男の結婚式と披露宴に出席した。父親の方は、老齢のため聴力が衰えて、老人性難聴で、まわりで話されている事がよく理解できていないらしい。二人共足の筋肉が衰えて歩くのが遅くなっている。

90歳の父親の目に若者の結婚式や披露宴がどのように写っているのだろうか?

長男の結婚式と披露宴を終えて

先日、ホテルニューオータニで長男の結婚式と披露宴が行われた。全て、当事者たちが業者と一緒に企画して自分たち好みの結婚式と披露宴を作り上げていた。一生に一度のイベントだからいろいろな工夫があった。

私達世代の結婚式は、全て業者任せにしていた。二次会もやらなかった。翌日は、新婚旅行になっていたからだ。

披露宴で私達親が知らない長男を知る!

親が子供に出来る事は何なんだろうか?

子供が大人になり、一人で生活を始め、妻をめとる。結婚すると完全に親から離れて自分たちの生活を始める。私も結婚したら、一人前の社会人になったと感じた。子供たちとの距離が遠ければ遠いほど自分たちの生活に目が行く。子供たちが近くで生活しているとなぜか子供たちの事が心配になる。特に妻たちはそうだ。

かわいい子には旅をさせよ!

シニアは3つの事で健康を意識した生活が始められる

シニアになると自然と自分の健康に意識が行く。意識が行くが、健康的な生活を始めるにはどうしたら良いかが分からない。今までの生活習慣が正しいのかも分からない。人間ドックを受けると悪いところだけ指摘されるが、何をすれば健康になれるかを具体的に教えてくれない。

68歳のシニア男性であるが、私が心がけていることは食事、運動、睡眠、体重である。シニアは老化で筋肉量を失い始める。それが酷くなると自分の体を自由に動かすことが難しくなり普通の生活を維持できなくなる。それを防ぐにはタンパク質の多い食事と筋肉を増やす筋トレである。

定期的な運動を始めると自然と食欲が増え、睡眠も十分取れ始める。体を積極的に動かす生活習慣が作られると肥満に成り難くなる。生活習慣病の入り口は肥満である。それを予防するには食事、運動、睡眠、体重に気を使うことである。

結婚披露宴での親族代表謝辞で悩む

来週、長男の結婚式と披露宴が行われる。親族を代表して私が謝辞のスピーチをすることになった。儀礼的な言葉を使った話し方が嫌なので参列者に失礼がないような話し方をしたいと思っている。下書きを書いてあるが、書いたものを読み上げるような話し方はやりたくない。

緊張して話したい内容を忘れないように!

シニアが人生に迷った時に何をするのが良いか?

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人生に迷う時は誰にでもある。人生の節目節目で迷う。これは自然である。若者も老人も自分の人生に迷う。特に定年退職をしたシニアは深刻に迷う。会社という組織による束縛が突然なくなる。何十年も会社に自由を束縛されてきた人は明日から会社に行かなくて良いという生活に戸惑う。

高齢者が生き生きした生活を送るには

一週間が過ぎ去るのが早い。69歳になって自分の寿命が20年、30年もあるとは思っていない。後10年生きられれば79歳。私の感覚では80歳になる前までに多くのシニアが何らかの理由でこの世を去って行く。女性よりも男性である。時間を感じる感覚がその人の生活習慣で違ってくる。

暇な時間をうまく使えないシニア男性は過ぎ去る時間が遅いと感じるかもしれない。何かの目的に向かって時間を使っているシニアは時間が足りないと言って時間が過ぎ去る速度が早いと感じる。暇な生活をしているのか、忙しい生活をしているのかで時間感覚が違う。

毎日、毎日やるべき事が決まっていてそれをこなして行かないと生活が回らないというシニアは幸せかもしれない。一番良いのは年齢と体力にあった時間の使い方である。自分の活動をコントロールできる生活習慣を身につければそれが可能になる。問題は他人が自分の時間をコントロールしている場合である。

自営業で働いているシニアと雇用されているシニアでは時間のコントロール権限が違う。自営業者は自分のライフスタイルに合った時間の使い方を作れる。他人に雇用されて生活をしているシニアはそれが出来ない。仕事が忙しければ、自分の時間がすぐに消えて行ってしまう感覚を持つ。 

高齢者が生き生きした老後を送るには自分に与えられた時間をどのように料理すれば良いかで決まる。

生き生きした時間の使い方を考える

暇よりも忙しい生活のほうが時間を有効に使ったという感覚を覚える。夜寝るたびに明日やるべきことが頭に出てくる。ああやってみよう、こうやって見ようという考えで明日が待ち遠しくなる。そんな日々を送れるような生活習慣を作り出す。何も明日やることがない高齢者は明日が来るのを楽しみにしていない。ただ、時間がゆっくりと過ぎ去るのを待つ。 

70歳を過ぎたシニアが健康障害で病院通いを始めると持病中心の生活習慣が始まる。その中で自分の時間を楽しく使うことを考えないと残り少ない人生の時間を無駄に使うことになる。シニアにとって健康と体力維持は余生を楽しむ上で最低限の条件になる。 

加齢による身体の衰えは時間の使い方を変える。

老後の生活に不安があるシニア女性は夫に何を期待するのか?

老後の生活に不安がない高齢者がいるだろうか。極少数の高齢者かもしれない。老人は色々な悩みを抱き始める。必ずしも経済的な悩みだけではない。裕福なシニアでも悩みは多い。悩みがないシニアなんていないだろう。贅沢な悩みと思う悩みもある。深刻な悩みもある。不安は老人にとって余生を活発に生きるための刺激かもしれない。

スタバのカフェを仕事場として使っていると他人の会話が自然と耳に入ってくる。時々、シニア女性たちのおしゃべりが弾丸のように聞こえる。話題は、老後の生活不安である。今、60歳から70歳代のシニア女性のほとんどが専業主婦である。年金は国民年金だけ。自分に入るお金は夫が他界したときの相続財産と自分の国民年金だけである。

これだけで老後の生活が成り立つシニア女性であれば心配はないが、ほとんどのシニア女性は経済的に貧乏な状態になる。

ペットと高齢者:ドキュメント72時間「大都会 犬と猫のシェルターで」

ドキュメント72時間「大都会 犬と猫のシェルターで」を見た。色々な事情で人間に飼われていたペットたちが手放されてシェルターに引き取られている。ペットたちの顔を見ると寂しさや不安が漂って伝わってくる。高齢者は、ペットを飼う人が多い。寂しさから逃げるためだ。ペットは正直である。人間は正直でない場合が多いが。忠実なペットと人間との関係が一方通行で終わっている。ペットだけが負担を受ける。

人間のわがままでペットの人生が浪費される